カワアナゴ
Eleotris oxycephala

ライン

PHOTO 2001.03.11 PHOTO 2001.03.11 PHOTO 2001.08.05
PHOTO 2001.08.05 PHOTO 2001.08.05(孵化1) PHOTO 2001.08.12(孵化2)
この欄は成長した稚魚画像を
貼り付ける予定でしたが・・・・
PHOTO 2001.08.17(孵化3) PHOTO 2001.08.18(孵化3) ***
PHOTO 2008.08.23 PHOTO 2008.08.23 PHOTO 2008.08.23

SAKUのワンポイントアドバイス
自然生息 汽水域から下流域での生息が多い、シェルターとなる流木・水草根等のあるポイントを好む
特   徴 背中は明るい褐色、体側は濃い褐色であり、背景や環境により体色は変化する。
飼育ポイント 行動は夜行性で食性は動物食ですので餌がポイントです。
水 質(水 温) どちらかと言うと下流域(汽水域)に生息する魚種ですので若干の塩分を保持させた方が良い。
水槽レイアウト シェルターとなる流木・石・岩・水草等をレイアウトする事が必須です。
混   泳 動物食性ですので他魚の混泳は駄目です、また甲殻類も当然駄目です。
食 性( 餌 ) 自然界では水棲昆虫・甲殻類・小魚等を摂餌していますが、水槽内ではキャット等もOKです。
病 気( 薬 ) 現在まで淡水魚倶楽部では疾病の経験はありません。
その他コメント かなり大きく(200-250mm)なるので大型水槽が必須です。
※上記のワンポイントアドバイスは『淡水魚倶楽部』での飼育経験によるものです、飼育水槽・設置場所・水槽内レイアウト等々により異なる場合がございますので皆様の飼育の参考にして下さい。

ページの新着情報
2001.08.05 カワアナゴ君の産卵&仔魚孵化!!
2001.08.18 カワアナゴ君が二回目・三回目の産卵・孵化!!
2001.08.30 カワアナゴ稚魚のリベンジ飼育8日間!!
2008.08.24 2代目カワアナゴ登場!!

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飼     育    状    況
【2001.03.11】淡水魚倶楽部にカワアナゴ君が登場!!
淡水魚倶楽部にフィシュイーターのカワアナゴ君が登場しました。
これで淡水魚倶楽部のフィシュイータはブルーギルに続き2種類目の飼育になり、ブルーギル君の900水槽に同居させています。
初めはブルーギルと一緒の900水槽に同居させてお互いにフィシュイータなので大丈夫かなと多少の不安も有りましたが、最初のにらみあいは有ったものの闘争も無く生活しています。
カワアナゴ君の登場に伴い、900水槽もレイアウトが大分かわりました。こちらは賢ちゃんの担当で多摩川からヨシを採って来て入れて有ります。・・・・・水槽のページをご覧下さい。
それと素鉢とエンビ管の隠れ家を入れたみたいです。
昨日、多摩川で食事用に採集してきたオイカワ・タモロコ・モツゴを水槽に入れたところ、即オイカワを食してしまいました。
物凄い大食漢でお腹ははちきれんばかりです。淡水魚倶楽部の中でも一番大喰らいですね!!
体型も非常に変わっていて、横断面が四角で、吻あたりを見ると三角形のようで、背中はたいらで興奮すると薄褐色に変化します。
なかなかユーモアのある魚ですが、これから先が大喰らいなので心配です。
画像の中で左の画像は丁度、オイカワを捕食した瞬間の画像です。・・・・・凄まじい捕食です!!

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【2001.08.05】カワアナゴ君の産卵&仔魚孵化!!
3月に淡水魚倶楽部に登場してから5ヶ月が経過しましたが、相変わらずの大食漢で現在はクリル(乾燥エビ)を主体に食事をしています。
前回のレポートでも報告したように900水槽をセパレートしてブルーギル君と同居をしているのですが、セパレートの上部は30mm程度あいていてここからカワアナゴ君はブルーギル君の部屋へ出入りをするようになりました。
ブルーギル君はカワアナゴ君が潜入してくると迷惑そうな顔つきでカワアナゴ君の行動を注視しています。
特に闘争等はないのですが、自分の近くに寄ると威嚇のポーズをしています。
カワアナゴ君は閉店するペットショップで2匹をタダのような価格で救済してきたものですが、最近この2匹が♂・♀であることが判りました。
良く観察すると吻のあたりが♂は丸みを帯びて平たく幅があり、♀は♂に比較して細長いようです。
鰭等の違いはあまり見受けられません!!
二週間位前よりシェルター用にいれてある素焼きの鉢の中に2匹で一緒に入ったり、これまたシェルター用に入れてあるエンビ管の下を掘削してしまいついにはエンビ管も動かしてしまいました。・・・・・・・産卵床を作っていたのでした。
画像でもおわかりの様に♀のお腹はもうはちきれんばかりに大きく膨らんでいます。・・・・・後方に見えるのが♂です。
7月3日の朝に産卵したみたいで、飼育担当の賢ちゃんが産卵を発見しました。
淡水魚倶楽部の食事担当の妻が夕食時に”カワアナゴ君が産卵したみたいよ!!”・・・・・早速、900水槽を覗いて見るがそれらしき卵は見られませんでした。
ルーペを持ち出し再度、水槽内を見てみると素鉢の周り・石の上・水草等のあちらこちらに卵が付着しています。
卵のサイズは魚体の割には非常に小さくて、メダカの卵の半分位の大きさです。
それにしても物凄い数の卵です。
更に良く見ると卵のほかに既に仔魚が無数に水槽内を縦泳ぎで浮遊しているではありませんか!!
その数とやら卵の数も凄いですが、それに輪をかけて無数に遊泳しているのには再度驚かせられました。
仔魚を一匹だけマイクロスコープで観察してみると、画像の様な形で殆ど卵黄らしきものに頭と尾がある程度です(透明に近い)。
朝、産卵を発見したので前日の夜に産卵したとしても24時間以内で孵化した事になります。
両側回遊性だとヤマトヌマエビ君・テナガエビ君と同様にお★様になってしまうと思います。
陸封されていれば淡水でも成長するのですが?・・・・・図鑑等にも産卵及び仔魚の成長についてはあまり詳しく記載されていません。
まだまだ♀のお腹はパンパンでこれからも第二次産卵があるのでしょうか?
現在、この900水槽は上部フィルターで濾過していたのですが、仔魚が吸い込まれてしまうのでスポンジフィルターに変えてあげました。
親魚が仔魚を捕食することは無いようです。


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【2001.08.18】カワアナゴ君が二回目・三回目の産卵・孵化!!
前回レポート(08/05)したカワアナゴ君の稚魚は水槽内にスポンジフィルター等を設置してあげたが、敢え無く次の日には全てお★様になってしまいました。・・・・・せっかく淡水魚倶楽部で初めての産卵・孵化でしたが残念でした。稚魚君達には申し訳なく思っています。
淡水では成長しないみたいです。・・・・・やはり汽水域で稚魚時代を過ごすのかも知れません?????
とにかくカワアナゴに関する資料が無く、全く解らない状態でお手上げです。
その後も♀のお腹はパンパンに膨れていて未だ産卵しそうでした。
2001.08.12に再び第二回目の産卵をしたらしく、物凄い数量の稚魚が水槽内で孵化!!
今度は前回の淡水での成長は不可能だという事が解っていたので、2.0%の食塩水を作り、この中に稚魚を入れて様子を見ることにしました。
これまた、僅か12時間が経過しないうちに全てお★様になってしまいました。・・・・・またまた、稚魚君達には申し訳無い!!
第二回目の産卵後も♀のお腹は未だ膨れているのでもう一度産卵してくれる事に期待していました。
2001.08.17の早朝、賢ちゃんが再び水槽内で稚魚が漂っているのを発見!!
今度こそ三度目の正直と言う事もあるので、食塩水も色々と作り試して見る事にしました。
作った食塩水は1.5%・1.0%・0.7%・0.5%・0.3%の全部で5種類の濃度で、水槽は250水槽・ミニプラケース(×3)・アクリルケースを使用しました。
エアーレーションはエアーストーンより泡が2〜3粒出る程度に調整。(これ以上多いと稚魚がぐるぐる撹拌状態になってしまう為。)
各容器には”たね水”を少々投入してみました。
しかし、結果は1日が経たない内に出てしまいました。・・・・・またまた失敗か?
夫々の濃度における状態は次の通りでした。
 
1.5%:2001.08.17/18:00には全員お★様!!
 1.0%:2001.08.17/23:00には全員お★様!!
 0.7%:2001.08.18/09:00には全員お★様!!
 0.5%:2001.08.18/18:00には全員お★様!!

と言う事で前回の食塩濃度2.0%と今回の食塩濃度1.5%〜0/5%では何れも稚魚は生活出来ない事が解りました。
但し、今回の条件以外の何かが不足していて生活が出来ないことも考えておく必要があるかも知れません?
残る食塩濃度:0.3%は2001.08.18の21:00現在までは10匹程度が水槽内で浮遊しているのを確認!!・・・もしかして?
しかし、水槽内にはもっと大量の稚魚がいた筈なのですが?
他の容器ではお★様になってしまった稚魚が底に白くなって沈んでいます。
この容器には白くなっている稚魚の姿が有りません?・・・・・拡大鏡で良く見ると透明の稚魚が着底しています!!
水槽を揺らして見ると全て生きていました。又、浮上してくる稚魚もいます。
着底している稚魚の画像はマクロ撮影が出来ず、浮上してきた稚魚の画像を撮ってみました。
孵化したての稚魚とは明らかに違い、卵黄らしきものに変わりお腹には何かを食べているような感じに膨らんでいます。
又、全ての稚魚の胴体には2つの黄色の点が見られるようになっている。(稚魚の斑紋なのか?)
取り敢えず0.3%濃度では約1.5日は生きている事になる。・・・・・明日の朝が非常に楽しみです。
このまま何匹かでも成長してくれる事を願っています。・・・・・又、近況をレポートします。お楽しみに!!



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【2001.08.30】カワアナゴ稚魚のリベンジ飼育8日間!!
今月の17日(金)に淡水魚倶楽部で三回目の産卵をしたカワアナゴ君の卵は見事に多数の稚魚が孵化しました。
カワアナゴの産卵及び稚魚飼育に関する知識が全くといって良いほど無く、1回目の稚魚は親魚の生活している900水槽で吸い込まれ防止のスポンジフィルターに換装してあげる程度でなにもやってあげられずに敢え無く無数の稚魚はお★様になってしまいました。
2回目の産卵・孵化は前回の経験を基に淡水では飼育できないことが判り、食塩水2.0%と少々濃度が濃すぎたのか、またまた撃沈!!
3回目の産卵そして孵化した為、こんどは色々な食塩濃度の水を作り万全を期したつもりでしたが、前回までの飼育日数を越えたのは0.3%食塩水のみでした。・・・・・あとの濃度は全て一両日中に撃沈!!

≪0.3%食塩水での8日間の記録≫
1日目 2001.08.17(金) この水槽には約100匹程度の稚魚を収容!!
2日目 2001.08.18(土) この濃度水槽だけは稚魚が浮遊または水槽の底に着底している。種水を挿入してあげる。
3日目 2001.08.19(日) 未だ浮遊しているものもいるが殆どが着底状態、時々ピクッピクッと動いている。・・・生きている
4日目 2001.08.20(月) 浮遊している稚魚は10匹程度、あとは全て着底・水槽内にプランクトンが発生している。
5日目 2001.08.21(火) 浮遊稚魚は一匹もいない!!真っ直ぐであった体が曲がっているものが現れる。
6日目 2001.08.22(水) たまに自力で底から上昇するものが現れる。小刻みに尾鰭を震わせて泳いでいる。
7日目 2001.08.23(木) 昨日、尾鰭を震わせて魚らしいしぐさをしていた稚魚数が激減!!10程度しか見当たらない!
8日目 2001.08.24(金) 水槽内の何処を見ても一匹の稚魚も見当たらない!?またもやリベンジ成らず!!残念!!

8月17日の稚魚孵化から8日間のカワアナゴ稚魚の飼育でしたが、彼らには淡水魚倶楽部の知識不足で成長させてあげることはまたもや実現しませんでしたが、1回目・2回目よりは格段に飼育日数は伸びたと思います。
今回リベンジも結果的には敢え無く失敗に終わりましたが、特にカワアナゴの産卵及び稚魚飼育には色々な雑誌・ショップでの調査をしたのですが資料等があまりにも少なく、淡水魚倶楽部員からのメール・掲示板メッセージ等でご支援頂きましたが残念ながら成長させられませんでした。
この経験をベースに又、機会がありましたら挑戦したいと思っています。
淡水魚倶楽部HPを見ていただいている皆様の期待に応えられなかったことを残念に思っております。

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【2008.08.24】2代目カワアナゴ登場!!
最近、淡水魚倶楽部の更新をさぼっていますが・・・・・・今回は今年のGWに探索した静岡方面で採集した『カワアナゴ』の近況をレポートします。
おぉぉぉ〜この『カワアナゴ』のページもかれこれ7年間更新していませんでしたね!!
そうそう前回アップしたのは淡水魚倶楽部1代目の『カワアナゴ』が水槽内で産卵して。。。孵化した稚魚の飼育に試行錯誤してチャレンジしたレポートでしたね!!・・・・・しかし、敢え無く撃沈(・_・。))まいったなぁ
やはり稚魚が孵化後に汽水域に移動する魚種は非常に難しいっす!!(>_<)

今回レポートする『カワアナゴ』は淡水魚倶楽部では2代目となる今年の静岡探索ツアーで採集した固体です。
採集時は30〜40mm程度の固体でしたが、4ヶ月経過した現在は50〜60mm程度に成長しています。
飼育水槽は未だ幼魚ですのでキューブ水槽に流木と水草をレイアウトして飼育・観察しています。
水槽の前に近づくとホバリング状態で餌を待つ姿はなかなか可愛いものです。
餌は冷凍アカムシが主食で時々人口餌に慣らす為に”キャット”をあげています。
まぁ〜食欲旺盛で食後はお腹がパンパンになっています。・・・・・・チョット喰い過ぎ\(><)/ギョッ
この『カワアナゴ』の産卵生態は不明であり、文献にも出ていないので是非この2代目を大きく成長させて、また水槽内での産卵が見られることを願いつつ・・・・・頑張りま〜す!!

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