カ ジ カ
Cottus pollux

ライン

PHOTO 2001.04.21 PHOTO 2001.04.21 PHOTO 2001.04.21
PHOTO 2004.03.14 PHOTO 2004.03.14 PHOTO 2004.03.14
PHOTO 2007.02.12 PHOTO 2007.02.12 PHOTO 2007.02.12

SAKUのワンポイントアドバイス 
自然生息 水質の綺麗な渓流でやや流れの弱いポイントに主に棲息する。
特   徴 腹鰭は吸盤状なっていないが、鰓ぶたの後方に一本の棘を持つ。体色は保護色で変化する。
飼育ポイント 暗いポイントを非常に好むため、シェルターの設置が必須です。餌は川虫が最高!!
水 質(水 温) 水質は常に綺麗な水で、水温は10〜18℃が必須条件です。クーラーの無い方は駄目です!!
水槽レイアウト 底砂利は大磯でOKですが、レイアウト用には渓流の角のある石が良いですね!!
混   泳 『オイカワ』・『カワムツ』の同サイズでしたらOKです。
食 性( 餌 ) 淡水魚倶楽部では『アカムシ』を与えていますが、やはり川虫が最高のご馳走です。
病 気( 薬 ) 丈夫なのですがスレには非常に弱く”ミズカビ病”・”白点病”を発病します。
その他コメント 非常に可愛いのですが、夏期の低水温設定が不可能な方はテイクアウトは諦めましょう!!
※上記のワンポイントアドバイスは『淡水魚倶楽部』での飼育経験によるものです、飼育水槽・設置場所・水槽内レイアウト等々により異なる場合がございますので皆様の飼育の参考にして下さい。

ページの新着情報
2001.04.21 淡水魚倶楽部に『カジカ』が登場!!
2005.04.12 『カジカ』の画像追加!!
2007.02.14 『カジカ』の卵観察!!

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飼     育    状    況
【2001.04.21】淡水魚倶楽部に『カジカ』が登場!!
我が淡水魚倶楽部の賢ちゃんが最近はハゼ科の魚にハマッテしまい、高尾山近辺の案内川に玉網を片手に採集に行ってきた。
採集できた淡水魚はハゼ科の魚ではなく、カジカ科のカジカを採集してきました。
私も子供の頃カジカは採集した記憶が有りますがどんな顔をしていたかは定かではありません!!
会社から帰宅するとプラケースに3匹のカジカとサケ科の稚魚1匹が泳いでいました。
このカジカ君達は良く見るとハゼ科のヨシノボリ・ウキゴリ・ヌマチチブ君達と比較すると胸鰭の位置が頭の方に近く決してスマートではなくどちらかと言うと不恰好なスタイルをしています。
現在は新しく淡水魚倶楽部に増設した600水槽内でウキゴリ・ヨシノボリ君達と同居させていますが、未だ習性が良く解からないのでこれから観察していきたいと思っています。
餌は先週多摩川で採集したオタマジャクシとアカムシを与えていますが、肉食性ですのでやはり水生昆虫・小魚等を好むものと思います。
水槽に慣れてくるとやはり縄張り争いをするのではないかと思っています。
同居しているウキゴリ君は以前ヌマチチブ君と同居していた時より、ヌマチチブ君にも負けない位気が強かったのでチョッと心配です。
しばらく様子を見て闘争するようであれば新居を考えてあげる予定でいます。


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【2005.04.12】『カジカ』の画像追加!!
この『カジカ』のページは今改めて見て見るとなんと2001年に更新したページで淡水魚倶楽部立上げから8ヶ月程度経過した時にアップしていますね!!
画像も暗くちょっと解り難いと思っていましたが、なかなかその後『カジカ君』との出会いが無く、当時のアップ画像のままになっていましたね!!
最近、淡水魚倶楽部で撮影したお魚画像ファイルを整理していたら、違うファイル名で『カジカ』の画像が紛れていました。
画像の撮影日は2004.03.14で既に撮影から1年が経過していましたが、前回の画像よりも幾らかは鮮明になっていると思いますのでアップしま〜す!!
この『カジカ』は秋川水系で採集した生体でまだまだ成魚ではなく体長は約50mm程度です。
『カジカ』は低水温(10〜18℃)を好むので夏期にはクーラーが必須となります、一般的にはあまり自宅での水槽飼育はお奨めできません。
結構、採集して可愛いので自宅の水槽で飼育しようと思う方が大勢いらっしゃると思いますが、渓流に棲息するお魚達はやはり自宅水槽で飼育するのには夏期の水温上昇(約30℃)に対応できる設備が飼育の為の要件です。
今回の更新で”SAKUのワンポイントアドバイス”も追加致しましたのでご参考に!!

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【2007.02.14】『カジカ』の画像追加!!
”釣行と採集”のコーナーで前回アップした秋川水系プチガサ探索(2007.02.11)において観察の為にテイクアウトした『カジカの卵』を色々と観察してみました。
卵の画像は上記の画像でお解かりになると思いますが、サイズは2.5mm〜3.0mm程度です。
ガサ探索レポートにも記載しましたが、一番の感心はこの秋川水系の『カジカ』は”一生を淡水で生活する河川陸封型:大型卵(2.5〜3.5mm)”なのか”孵化した稚魚が海へ降下し、その後着底稚魚になって遡上する両側回遊型:小型卵(2.0〜3.0mm)”なのかです。
一般的に大型卵の河川陸封型(中流域〜上流域に生息)は小型卵の両側回遊型(下流域〜中流域に生息)に比較して上流域側に分布している事が周知の事実ですが、果たして今回観察をしたポイントはどちらなのでしょうか?
河口から約50kmはあるはずなのでどちらかと言えば上流域なのでしょうかね?
因みに四万十川の『アユ』は河口から170kmも遡上するそうです!!
また卵のサイズからしても非常に判断が難しいですね!!
(中央画像で卵の下に写っているのは水の関係で歪んでいますがスケールです、最小目盛りは1mmです。)
卵を良く観察してみると、大多数の卵は既に黒い2つの目が発眼しているのが解ります、またマイクロスコープで観察
していると卵の中で稚魚が形成されているようで時々動くのが観察出来ます。
しかし卵膜のみで中の稚魚が既に無い卵もあり、テイクアウト時に卵膜が破れてしまったのか、孵化したのかは不明です。
卵の色は一般の淡水魚の卵と異なり透明ではなく卵黄は黄色系統なのですが、卵膜が白濁しています。
観察時にも卵膜が透明ではないので画像がいまいち鮮明に撮れませんでした。・・・・・言い訳!!(T.T )( T.T)オロオロ
もう1つ、他の淡水魚の卵と異なる点はマイクロスコープで観察しようと、卵を1つだけ分離しようとしたのですが・・・・・
1つ1つの卵が互いに密着していて”硬い塊”となっており分離できず、力ずくでの分離は諦めました。
これも探索レポートの観察及び採集ポイント画像でも解るように『カジカ』はかなり流れの速いポイントを好み、そのポイントの石の下に産卵するので流れに負けて卵がバラバラになって流されないように形成されているのだと思います。
石の下に産み付けられた卵は一匹の♂が守っていましたが、やはり外敵が少しでも侵入し難い流れの速い急流ポイントを選択して産卵するものと思います。・・・自然環境下での生物の生息及び繁殖能力って素晴らしいですね!!
下流域(流速:ゆるい)、中流域、上流域(流速:速い)での”棲み分け”と”繁殖形態”が人間が出現する前からきちんと出来ていたのでしょね!!
現在、秋川水系でもあちらこちらで河川工事が行われていましたが、この自然環境を破壊してしまうよな河川工事は施行して欲しくありませんね!!
自然環境の何処か一つでも崩れると連鎖的に生態系が崩れてしまいますね!!(;_;)ウルウル
話が何時の間にか生態系に飛んでしまいましたが・・・・・また変化がありましたらレポートしま〜す!!


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