雷 魚(カムルチー)
Channa argusライン

PHOTO 2001.09.09 PHOTO 2001.09.09 PHOTO 2001.09.09
PHOTO 2002.08.18 PHOTO 2002.08.18 PHOTO 2002.08.18
PHOTO 2002.09.11
イカリムシ1:背鰭左側
PHOTO 2002.09.11
イカリムシ2:マイクロスコープ×20
PHOTO 2002.09.11
イカリムシ3:マイクロスコープ×20
PHOTO 2002.10.26 PHOTO 2002.10.26 PHOTO 2002.10.26

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2001.09.12 淡水魚倶楽部に雷魚(カムルチ−)君が登場!!
2002.02.17 雷魚(カムルチ−)君水槽にヒーター設置!!
2002.02.28 カムルチ−君の水槽温度と摂餌状況!!
2002.08.19 チビカム君登場!!
2002.09.15 カム君、緊急入院!!
2002.10.31 カム君、完全復帰!!

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飼     育    状    況
【2001.09.12】淡水魚倶楽部に雷魚(カムルチ−)君が登場!!
先だって、ガサガサの第一人者である中本さんが淡水魚倶楽部にこられた時のお土産です。
多摩川産とのことで、これで多摩川産の雷魚を見るのは淡水魚倶楽部では二回目です。
一回目は多摩川水道橋が開通した時に淡水魚水族館が展示してあり、その中に子供達が直接多摩川に生息する魚達と触れ合える水槽と言うかプール状のものが設置してあり水の中にはまさしくこの雷魚君が入っていました。
多摩川にも雷魚がいるのかと感動したものです。
サイズもそれ程大きくない(150mm程度)ので当分の間は水槽で飼育して生態観察ができるかな?
でも子供の頃(神田にいた頃)隣の家で樽に入れて飼育していて、棒で水面を叩くとカブッと来たような想い出のある淡水魚です。
餌は昆虫・甲殻類・魚・カエル等みたいなのですがクリルでも食べてくれると良いのですが?
しかし、体全体の模様は蛇の如くであり精悍な顔つきで、淡水魚倶楽部の飼育魚のなかでは異色の存在になっています。
未だ水槽には移動させていないのですがどの水槽に住まわせるか思案中です。・・・・・現在、グリーンF温泉で旅の疲れを取る為に療養中です。・・・・・・念の為の処置です。!!
補助的に空気呼吸も出来るようなのでエアー等も不要なのでしょうか?
冬期には泥の中などに潜り込み冬眠状態で越冬するらしいので、これからの季節に食欲の秋ヨロシクいっぱい食べるのでしょう。
とにかく早めにマンションをあてがってあげたいと思っています。


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【2002.02.17】雷魚(カムルチ−)君水槽にヒーター設置!!
淡水魚倶楽部の水槽には全てヒーターは入れずに自然環境に近い状態で飼育していますが、ここ2〜3月間カムルチー君が水温低下から活動こそしているものの、冬眠状態になっていて全く摂餌していません!!
現在の水槽は室内1Fに設置してあり、水温は本日で14℃です。
自然界の多摩川ではだいたい7℃前後と思われますが、岩、石及び泥の中に入りじっ〜と水温む春を待っているのでしょう。
淡水魚倶楽部では実験的にヒーターを使用して水温が何度になったら摂餌をするのか確かめたくなりカムルチー君の水槽で試して見る事にしました。
早速、以前熱帯魚飼育をしていた時のヒーターセットを出して、カムルチー君の450水槽に設置してみました。
現在の水温は先にも記した如く、14℃なのでとりあえず2℃アップの16℃に温度設定して様子を見てみようと思います。
その後は18℃、20℃、22℃としてみる予定です。・・・・・飼育適温は20〜25℃と思われるので22℃くらいでは摂餌するのでは???
はたして何度になったら摂餌してくれるのでしょうか???
これまた現在摂餌をしていない”ナマズ君”の水槽もお隣なので一緒にヒーターを設置してみました。
未だPOWERは入れていないのですが、カムルチー君の摂餌水温が判明したら次は”ナマズ君”でも実験して見ようと計画しています。

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【2002.02.28】カムルチ−君の水槽温度と摂餌状況!!
10日前にあまりに餌を食べないので実験的に淡水魚倶楽部のカムルチー君の水槽にヒーターを設置し、水温と摂餌状況を観察する事にしました。
ヒーターを設置した時点での水温は前回の報告の如く14℃でしたが、2℃毎に水温設定を上昇させた結果を報告します。
16℃:殆ど14℃の時と変わらずシェルターのなかでじっとしている。時々シェルターより出て散歩(遊泳)している。
18℃:すこし動きが良くなり、時折カムルチー独特の空気呼吸を水面に上がってするようになる。餌は未だ捕食しない。
20℃:さすがにこの水温になると快適のようで動きは物凄く活発になりクリル&小魚を捕食するようになる。
22℃:当初はこの温度位まで上げないと摂餌してくれないかと思っていましたが20℃で既に捕食を開始した為、無駄な加温は避けました。
と言う事で2日間毎に約2度づつ水温を上昇させてカムルチー君の水槽内での摂餌状況を観察しましたが、20℃を境に淡水魚倶楽部のカムルチー君は捕食をするようになりました。
若干の個体差はあると思われますが18〜20℃前後がカムルチーにとっては快適に生活出来得る水温のようです。
最近ではシェルター用に設置してある素焼きの土管もあちこちに移動させ、元気の良いところを見せてくれています。
また、カムルチー君は水槽内の水草をシェルター内及び出入り口付近に移動させて更にシェルターを隠すようにする事も新たなる発見でした。
一時は餌も捕食しなくなったので心配して今回の実験と相成った訳ですが、やはり水温低下(16℃)に伴い摂餌も低下するのですね!!
しかしこの水温低下時に捕食をしなくても淡水魚倶楽部のカムルチー君の場合にはさほど体型も痩せてこないので不思議なものです。
やはり低水温時には自然界においてもこのようにあまり動かずにじっとして、春の訪れと共に活発な活動をする為に体力を温存しているものと思います。
お隣の水槽で生活している”ナマズ君”にも同様な設定でヒーターを入れてありますのでナマズ君のページで近々に報告致します。
それにしても二ヶ月あまり一切捕食しなかったカムちゃんと一緒に生活していたモツゴ君の幼魚はあっという間に消えてしまいました。
自然界ではこのような営みが絶えず繰り返されることで一定のバランスが取られているのでしょう!!・・・・・最近多摩川水系にも生息そして増殖しているバス・ギル等のフィシュイーターが増殖する又は乱獲者が出現するとこの調和の取れている自然の生態系が崩れてしまうのでしょう。・・・・・・違法放流及び乱獲は是非止めて欲しいものです。

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【2002.08.19】チビカム君登場!!
淡水魚倶楽部にカムルチー君の幼魚が登場です!!
サイズは35〜40mm程度で、幼魚時代は成魚とは異なり体色は”黄色or金色”で非常に綺麗で可愛いお魚です。
しかし、仔魚時代は黄色くはなくて真っ黒だそうです。
このチビカム君は淡水魚倶楽部が採集したものではなくて、東航へら研の師匠である漁師こと堀川氏が多摩川水系を散歩中に岸際で群れをなして遊泳しているところを発見!!
近くでへら釣りを楽しまれていたヘラ師よりタモ網を拝借してガサガサにて捕獲したそうです。
カムルチーは産卵後、親魚(♂&♀)が仔魚を他の外敵から保護するそうなので、ひょっとしたら近くに獰猛な親魚がウロウロしていたのかもね?・・・・・・・・喰われないで良かったですなぁ〜!!
獰猛と言えば神田で生活していた小学生の頃、隣の家でカムルチーを樽の中で飼育していて棒の先に赤い布を巻いたものを入れるとカムルチーが『ガバッー』と浮上突進して来た事が記憶にあります。
淡水魚倶楽部で飼育しているカムちゃんは現在約22cm位に成長しましたが、水槽の前に行くと尾鰭ヒラヒラして『クリル』をねだる非常に可愛い子なのですが・・・・・・これから先如何なる事か?
チビカム君はまだまだ幼魚ですので小さいクリルしか食べられませんが、小魚は体と同じサイズを一発で食べてしまいます。
食べる時は頭部から戴いてしまうようで大きいと尻鰭のみが口から出ていますね!!
チビカム君の生活状況は又、レポートしたいと思います。

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【2002.09.15】カム君、緊急入院!!
淡水魚倶楽部のカム君が水槽内で体を擦りはじめている・・・・・・・・・
最初は体の表面には何も付着している様子も無かったので週末にでも薬浴をさせる予定でいました。
しかし、体を擦る行動が日増しに異常に多くなり、又砂利の中にまで吻部より体を擦りつける為、カム君飼育担当の賢ちゃんが観察したところ体表面(背鰭・尾鰭・胸鰭付近)に何匹かの寄生虫が付着しているのを発見!!
寄生虫の正体はすぐさま『イカリムシ』と判明、緊急手術となりました。
この寄生虫は淡水魚のコイ科に付着し易いもので特に夏場に持ち込まれる事が多いようです。
以前、和金等を飼育していた時にこの『イカリムシ』は見た事があったので直ぐに取り除く為の作業開始です。
準備した手術用具は”手術トレー(観葉植物の水受け大)”・”ピンセット”・”綿棒”・”メチレンブルー原液”です。
トレーに入れた時は一度ジャンプ一番、外へ飛び跳ねましたが、一匹の寄生虫を取り除いてあげた後はズッ〜とおとなしくしていました。
途中、水面で空気呼吸だけは忘れずにしていましたね!!
とにかく賢ちゃんと二人三脚で10匹の『イカリムシ』を体表面より取り除きました。
結構『イカリムシ』の表面は固くピンセットで挟むと金属のような感じさえ受けます。
長さは約5〜10mm程度ですので十分に目視で確認が出来ます、皆様も毎日観察して頂いてお魚君の行動が少しでもおかしい時は早めの治療をお薦め致します。・・・・・・・今回の反省はもう少し早く寄生虫の発見をしていれば少なくて済んだのかな?
ともあれカム君の体表面に目視で観察出来る寄生虫は全て取り除いたのですが、この寄生虫は鱗より侵入して卵を産み付ける為、これでOKとはいかないのが悩みの種ですね!!
取り除き後には膨れていた付着箇所が寄生虫を取り除いた為に外傷となってしまった為、綿棒にてメチレンの原液を塗布してあげています、又取り除いた『イカリムシ』は観察の為にメチレン溶液中に保存していたのですが一日で観察時に動いていた体液の活動は停止して死滅しました。
今朝までメチレンブルーの溶液内で薬浴中でしたが、何度か様子を見てあげないと寄生虫が再出現する可能性も有りますので今後も継続して観察が必須です。
現在はカム君の体表面の外傷と寄生虫確認の為に真水に戻してありますが暫くは観察していく予定です。
生活していた900水槽もしっかりと消毒(熱湯消毒&日光消毒)が完了して本日再立上げして有ります。
カム君の様子次第で基の生活にもどしてあげる予定です。
それにしてもこの寄生虫『イカリムシ』はいったい何処から侵入したのでしょうか?・・・・・・・多分、通常は餌さとしてクリルをあげているのですが、1ヶ月程前に栄養バランスを考えて採集して来た生き餌さ(モツゴ・ハヤ)をあげた時に生き餌さとしてあげたものに付着侵入していたようです。
採集して来たお魚等を水槽内で飼育する時には十分に薬浴させると共にお魚君の体を観察してから本水槽に移動させたいものですね!!
以前にも採集して来たオイカワ君に『チョウ(ウオジラミ)』が付着していた事を画像を添えてアップ致しましたが、観察が大切な事を今回又痛感させられました。
今は一日も早くカム君が完治してくれて、又以前の様にクリルをおねだりする仕草を見たいものです。

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【2002.10.31】カム君、完全復帰!!
淡水魚倶楽部の『カム君』が9月19日の『イカリムシの逆襲』の為に緊急入院してからはや6週間が経過致しましたがこの程やっと治療生活から開放されました。
この間、三度に亘る賢ちゃんとの『イカリムシ撃退』で大変でしたが薬浴とピンセットでの駆除が功を奏して無事に退院出来ました。
この『イカリムシ』は甲殻類であり、幼生が水槽内で浮遊しながら成長して淡水魚に寄生するので♀は約5000個もの卵を産むようですので根気良く撃退しないと再発生するようです。
淡水魚倶楽部の常備薬である『メチレンブルー』&『グリーンF』で十分に一般的な白点病等は治療出来るのですが、この『イカリムシ』に至ってはチョイト効果が薄いようです。
二週間程度はこの『メチレンブルー』で様子を見ていたのですが一向に『イカリムシ』は撃退出来ず、最終兵器として『リフッシュ』を購入しました。
この『リフッシュ』は『イカリムシ』・『チョウ』の撃退には最高のようです、また細菌性感染症の治療にも良いとか・・・・・
成分はトリクロルホン(約15%)・塩化クロルヘキシジン(約1.2%)・塩化ナトリウム(約83.3%)と言う事なのでやはり食塩は何にでも効果があるようですね!!
しかしこの『リフッシュ』でも幼生には死滅効果があるようですが、お魚君に付着侵入している成虫と卵にはあまり効果が無い様です。
仕方なく2週間に1回の散布とカム君の魚体に付着進入した『イカリムシ』はピンセットで取ってあげなければなりません。
実際に肉眼で見える付着した『イカリムシ』を取ってあげても暫くすると又付いているのを発見!!おいおいって感じでしたね!!
この間に水槽内の水も3回程度1/3ペースて゜交換致しました。
とにかく厄介な寄生虫でした、治療中は各鰭等も見るも無残に赤くタダレ、動きも精彩が全く無かったのですが、現在は
鰭も元通りに綺麗に再生して毎日水槽の前面でクリルをおねだりするように復活致しました。
一時は如何なる事かと心配致しましたが、何事も根気良く治療してあげれば完治して再び家族の一員として楽しませてくれますね!!
皆様も飼育しているお魚君達が病気に掛かってしまった時は根気良く治療をしてあげて下さいね!!
中本賢さん宅より淡水魚倶楽部に来てから1年が経過致しましたが、現在の体長は約30cmで2倍近くに成長しました、これからの成長がまた楽しみなカム君です。
今回の反省としてはやはり採集して来たお魚は薬浴をして、寄生虫等の除去及び採集・運搬時のスレを治療してからメイン水槽に入れてあげると言う事ですね!!反省〜〜〜

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