ビワヒガイ
Sarcoheilichtys variegatus microoculus

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2001.10.24 淡水魚倶楽部に”ビワヒガイ君”が登場!!
2002.04.04 ”ビワヒガイ君”が産卵行動!!

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【2001.10.24】淡水魚倶楽部に”ビワヒガイ君”が登場!!
淡水魚倶楽部に念願の”ビワヒガイ君”が登場しました。
北浦・霞ヶ浦水系に採集と釣行に行った時にタナゴ類と共に、淡水魚倶楽部でターゲットとしたお魚でしたが、敢え無く顔を拝む事が出来なかった魚種です。
今回の淡水魚倶楽部懇親会に参加してくれた、Macさんより1週間位前にTELを頂き採集出来たので懇親会参加時に持参してくれると言う事で非常に楽しみにしていました。
懇親会当日にわざわざ淡水魚倶楽部に運搬して頂き、淡水魚倶楽部のお魚君達の仲間入りとなりました。
私もビワヒガイ君を見るのは初めてであり、背鰭と尾鰭の色彩には改めて感動しました。
特に背鰭は黄色と黒の配色がなかなかセンスが良く、気に入っています。
タナゴと同様に二枚貝に産卵するので、やはり♀が欲しいような気もします。・・・・・Macさん、♀もお願いしま〜す。
全長は約12cm位で淡水魚倶楽部のお魚君達の中では、カワアナゴ君、ギル君、カワムツ君、オイカワ君、ウグイ君に次いでサイズ的には大きいかな?
とりあえず、1200水槽(多摩川採集魚専用水槽)に入居して頂いておりますが、気に入ってくれるか暫く様子を見てみたいと思っています。
Macさんからの伝言ではかなりの暴れ者みたいなので注意しながら観察していこうと思います。
明治天皇が好物だったようでこのヒガイ(鰉)と言う名が付いたそうですが、この子を食べる気にはどうも・・・・・・・???

産卵期は4〜7月なのでそれまでに♀を確保して来年になってしまいますが是非、婚姻色を見る事と繁殖をさせて見たいものです。
産卵用二枚貝はタナゴと同様にイシガイ・ドブガイ・カラスガイ等で良いみたいなので是非とも繁殖にチャレンジします。
来年のアップになると思いますが、乞うご期待あれ・・・・・


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【2002.04.04】”ビワヒガイ君”が産卵行動!!
昨年の10月に淡水魚倶楽部員であるMacより頂いたこのヒガイ君、今年は既にBBSでもご紹介致しましたとおり産卵行動に入りました。
なんだか当初は『ビワヒガイ』とご紹介致しましたが、ひょっとすると『カワヒガイ』かもと感じている今日この頃です。
タナゴ類と異なり♂はさほど綺麗ではなく、どちらかと言うと観賞的には♀の方が背鰭等に黄色と黒のコントラストがあり綺麗なような気がします。
しかし、婚姻色のでる♂は鰓付近がなんとも鮮やかなピンク色に染まっています、又良く見ると全体が煌びやかに輝いています。
産卵行動は♂が好みの二枚貝を探すと体を底砂利と水平になるまで倒して何度となく周囲を伺い、そこへ♀を誘導しているようです。
今度は♂と♀は互いに平行になり、それこそ1、2、3とでも号令をかけているかの如く一体となり二枚貝の目掛けて突進しています。
このときにタナゴ類は二枚貝の出水管に輸卵管を挿入して産卵するようですが、ヒガイ君は逆に入水管に輸卵管を挿入して産卵するそうです。
これは二枚貝の入水管は外的が来た時に貝を閉じる役目のセンサーを備えているのでタナゴ類は誰が教えたでもないのでしょうがセンサーである入水管を避けてわざわざ出水管の方へ産卵するようです。
そのために卵が吹き出されないように卵の形も突起物がついているようです。
ヒガイの卵は円形の為、やはり二枚貝が何度閉じても再トライして入水管に産卵するようです、その為にも号令ヨロシク一気に産卵するのかも知れません。
現在の水槽内の水温は20℃程度ですので、上手く二枚貝に産卵していれば約10日程度で稚魚が孵出するものと思います。
しかし、産卵したかどうかは二枚貝を開けて見る訳にはいかないのでチョット歯がゆい期間ですね!!
とりあえず、昨年タナゴ類の繁殖に使用したイシガイが生きているので10〜14日(二週間)周期で交換して様子を見てみようと思っています。

≪10〜14(二週間)日周期の内容≫
@輸卵管を出した♂♀の産卵用水槽に二枚貝を挿入する。
A挿入後、10日目で二枚貝を水槽内の水と一緒に孵出用水槽に移す。・・・産卵用水槽で孵出すると親魚に食される可能性がある為。
B孵出用水槽で14日間様子を見る。・・・・・若干の水温差で孵出が遅れる場合がある為、少々気長に!!
C栄養を与える為に豆乳の薄め液内で2日程度保養させる。・・・・この時、エアーは多少多めに補給する。
D綺麗な水の中で豆乳のカスを吐き出させる。・・・・決して直ぐに水槽に戻さない事。


以上のサイクルで今年は試して見たいと思っています。
上手く行きましたら又このぺーじ若しくはBBSでご紹介致しますね!!
とにかくヒガイ君の稚魚が早く見てみたいものです。

現在の食事は産卵行動をしているので、少し栄養を付けさす為に生き餌(イトミミズ・アカムシ)・クリルの粉末(缶の底に余ったもの)も人工餌と交互に与えています。
食べ方は非常に面白いですよ、何しろ底棲息魚だけあり口が下を向いているので浮遊性の餌には横になって食べていま〜す。
とにかくこの産卵期には栄養を沢山取らせた方が良いと思います。

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