ジュズカケハゼ
Chaenogobius laevis

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秋川水系産の『ジュズカケハゼ』婚姻色!! photo 2007.12.08




秋川水系産の『ジュズカケハゼ』 photo 2007.10.08
PHOTO 2007.05.05(♀) PHOTO 2001.11.06 PHOTO 2001.11.06

SAKUのワンポイントアドバイス
自然生息 河川の中・下流域の湧水または新鮮な水が流れる場所を好む。
特   徴 ハゼ科では珍しく産卵期には♀に婚姻色(体側に黄色の横縞がはしる)が現れる。
飼育ポイント 新鮮な水を好むため、水槽飼育では早めの水交換がお奨めです。
水 質(水 温) 室内水槽飼育においては特に気にしなくてOKです。
水槽レイアウト 一般的には砂利底でOKですが、産卵観察時には泥底が必須です。
混   泳 『ヨシノボリ』等のような攻撃的な動作はありませんが、捕食面から単独飼育がお奨めです。
食 性( 餌 ) 自然界ではユスリカの幼虫等の水生昆虫を捕食するが、水槽飼育ではキャット・クリル等でもOK。
病 気( 薬 ) 淡水魚倶楽部では未だ病気の経験はありません。
その他コメント 他の魚と混生をさせると餌を捕食する事がなかなか難しく痩せてきてしまいます。
※上記のワンポイントアドバイスは『淡水魚倶楽部』での飼育経験によるものです、飼育水槽・設置場所・水槽内レイアウト等々により異なる場合がございますので皆様の飼育の参考にして下さい。

ページの新着情報
2001.11.16 淡水魚倶楽部に”ジュズカケハゼ君”が登場!!
2007.10.16 秋川水系産の『ジュズカケハゼ』を近況画像アップ!!
2007.12.09 『ジュズカケハゼ』が婚姻色!!

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飼     育    状    況
【2001.11.16】淡水魚倶楽部に”ジュズカケハゼ君”が登場!!
この”ジュズカケハゼ君”は前回アップした房総(夷隅川水系)で採集した、ギバチ君と一緒に淡水魚倶楽部に押し掛けて来たお魚君です。夷隅川水系で採集した時は同行したメンバーが”ヨシノボリ”だという事でしたが、如何も多摩川水系で採集出来る”ヨシノボリ君”とは相違するような気がして色々と調べてみました。
背鰭及び胴体の模様からして”ジュズカケハゼ”若しくは”ビリンゴ”ではないかと思います。
顔のアップを見ると非常に”ウキゴリ君”にも良く似ているのですが、ここはとりあえず”ジュズケハゼ”という事で淡水魚倶楽部の仲間に登録してあげたいと思います。・・・・ハゼ科に詳しい方で他の魚種ではと思いの方は是非、淡水魚倶楽部管理人(SAKU)までご一報を!!
現在はキューブ水槽で生活していて、食事は主に”アカムシ”を食べていますが、タナゴ等に与えている人工餌も捕食するみたいです。
少しずつ生餌から乾燥エビ(クリル)等に変えていきたいものです。
採集時には川底の落ち葉等が堆積した場所で多く採集出来たことからも、底もの特有の魚の稚魚・甲殻類の稚エビ等を捕食していたものと思います。
淡水魚倶楽部に来た匹数は3匹だったのですが、ト゜ジョウ君に紛れてもう一匹侵入していて、全部で4匹が暮らしています。
このジュズカケハゼ君はヨシノボリ君達とは違って、現在のところ縄張り争いは殆どしないようです。
このまま4匹で平穏無事に生活してくれると良いのですが???

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【2007.10.16】秋川水系産の『ジュズカケハゼ』の近況画像アップ!!
おぉぉぉ〜このページの『ジュズカケハゼ』をアップしたのは6年前になりますね〜!!(o^^o)
初回登場の固体は夷隅川水系で捕獲した『ジュズカケハゼ』をご紹介致しましたが、今回6年ぶりにアップした固体は秋川水系のガサ探索にて採集した個体です。
テイクアウトした時にはあまり餌を捕食していなかったのか?痩せていたのですが・・・・・現在はデブヤに変身〜(#^.^#)
淡水魚倶楽部に来た時には一緒に採集した『カワムツ』・『ムギツク』の幼魚と450水槽で同居していましたが、どちらかと言うと慣れるのが遅く、如何しても摂餌時には『カワムツ』・『ムギツク』が先に餌を捕食してしまい『ジュズカケハゼ』はなかなか捕食が出来ないようです。
丁度、キューブ水槽を掃除したのでそちらに『ジュズカケハゼ』はお引越しです。
2〜3日はやはり水槽環境に慣れずに捕食が出来ていませんでしたが、そこは淡水魚倶楽部の他の飼育魚と同様の餌付け方法(※)で現在は摂餌時の水槽音にて全面に出て来て捕食しています。
※@全面に出て来ないで水槽の奥に隠れて居る時には無理に餌を与えない。
※A水槽のガラス面を軽く叩き、摂餌時には常に音を出して摂餌であることを学習させる。
※B生き餌(冷凍餌)から人口餌に切り替える時にも@Aを繰り返し実施する。
以上の※@〜※Bで全ての淡水魚の餌付けが可能です、皆様もお試しあれ!!
やはり飼育・観察するときにはお魚が安心して摂餌できて水槽等の後に逃げ込んだりせずに水槽全面に寄って来るほうが楽しいですね!!
この『ジュズカケハゼ』もワンポイントアドバイスに記載した如く、自然環境では”ユスリカの幼虫”等の水生昆虫類を主体に捕食していますので、水槽飼育で観察を始める時には慣れるまでは”アカムシ”を与える等が必要な時もありますが、水槽内で捕食するようになって少し慣れてきたら”冷凍アカムシ”を与え、その次は”クリル(乾燥エビ)”を与え、そして最終的には人口餌である”キャット”or”カーニバル”へ切り替える!!
この一連の摂餌切り替えパターンが淡水魚倶楽部での特に底生息魚及び肉食魚の飼育方法です。
過去にこの摂餌切り替えパターンで最終的な餌である人口餌を捕食しなかった淡水魚はいません。(^◇^)
但し、この人口餌だけではやはり栄養に偏りが出るものと思いますので、時々は自然環境での捕食餌もオヤツとして与えた方がより良い飼育が出来ると思います。
ガサ探索時には例えば『ヌマエビ』等の甲殻類、『カワムツ』等の幼魚が採集出来ると”底生息魚類(ヨシノボリ・ウキゴリ・ギバチ・ナマズ・カムルチー・コウタイ・カマツカ・アカザ・カワアナゴ・ドンコ・ヌマチチブ・アユカケ・カジカ等)”、”肉食魚類(オヤニラミ・チョウセンブナ・ブルーギル・ブラックバス等)”のオヤツとしてテイクアウトするのですが・・・・・・1度水槽で飼育してしまうとなかなかオヤツに出来なくなってしまうのが♪悩みの種じゃん〜♪(T.T )( T.T)オロオロ
・・・・という事で現在の淡水魚倶楽部での『ジュズカケハゼ』は何でも捕食しています。
最近は水面に浮遊するクリル等も上昇して捕食するようになっています。
特にハゼ系の底生息魚が水面にまで上昇して捕食するようになるとかなり慣れてきている行動と思います。
今回は今年の5月に栃木の鬼怒川水系にてガサ探索したときに採集した『ジュズカケハゼ(♀)』の婚姻色を出した固体の画像も序でにアップしました。・・・・・・・・・この固体はテイクアウトしなかったので水槽飼育画像ではなくお魚撮影ブースでの画像です。m(_ _)mゴメン
この『ジュズカケハゼ』は産卵期には♀が婚姻色を出す淡水魚(特にハゼ系)では珍しい魚種で非常に興味津々ですね!!
来年の3〜5月に水槽内でも♀が婚姻色を出してくれる事を願っています。・・・水槽飼育画像はその時に再度アップします。


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【2007.12.09】『ジュズカケハゼ』が婚姻色!!
このページのアップは10月にしてその時は”来年の3〜5月に水槽内でも♀が婚姻色を・・・・・”と思っていたのですがここのところ♀が黄色の縞模様となり背鰭も黒ずんできました。
現在のキューブ水槽の水温は18〜19℃程度ですが4匹の内の2匹がイエローストライプになっています。
『ジュズカケハゼ』の産卵は底泥に長いトンネルを造って産卵するらしいので現在のキューブ水槽の底砂利では駄目なようです、はて如何しよう?
細いエンビ管若しくは素焼き管で産卵してくれないだろうか???
来週にでも試しに♂&♀が入居できる程度の径の管を挿入してあげようと思います。
産卵後は♀はトンネルより出てしまい♂がトンネルの入口を泥で塞いで卵を守るようですね!!(*^_^*)
是非、産卵行動を観察して見たいものです。

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