Clithon retropictus
PHOTO 2000.10.01 | PHOTO 2002.04.05 | PHOTO 2002.04.05 |
PHOTO 2002.09.08 | PHOTO 2002.09.08(×60) | PHOTO 2002.09.08(×60) |
≪オヤニラミ水槽の茶苔お掃除≫ PHOTO 2007.12.25 |
2002.09.08 | イシマキガイの稚貝が誕生!!? | ||||
2008.01.01 | イシマキガイの年末水槽大掃除!! |
飼 育 状 況 |
【2002.09.08】イシマキガイの稚貝が誕生登場!!? 淡水魚倶楽部の水槽には現在、伊豆の河川で採集して来た『イシマキガイ』を入れてあります。 ガラス面及びレイアウト用に挿入してある石に付着した茶ゴケ(屋内設置水槽)と緑ゴケ(屋外設置水槽)を非常に良く処理してくれてお掃除の手間が省けています。 450水槽位ならイシマキガイ2〜3匹程度で頑固に付着したコケ類を2〜3日で綺麗に食べ尽くしてくれますね!!・・・・・・・・・あっぱれ『イシマキガイ君』と言うところですかね!! イシマキガイのサイズによってもかなりお掃除の早さが異なりますので約20mm程度の大きい物が良いのでは? 淡水魚倶楽部では水槽をジプシーの如くあちらこちらへ『イシマキガイ君』が移動中です。・・・・・水槽のコケ類を全て食べ尽くしたらコケ類の発生付着している次の水槽へお引越しさせた方が宜しいかと思います。 水槽内のあらゆる所にイシマキガイは1.5mm程度の白い卵を産卵しますが、なかなか孵化した稚ガイを見ることは出来ませんでした。 酷い時は石とかガラス面のみならず他のイシマキガイの外殻にも産卵するほどですね!! 色々な書籍を見てもイシマキガイは『産卵は良くするが、稚貝の育成は困難である。』と書かれているようですが??? 何時の間にか石に付着した白い卵は付着していた箇所に廻りの白い縁取りだけ残し何処かへ・・・???不思議ですね〜? 本日、イシマキガイを入れてあるタナゴ専用の1200室外水槽のフィルター(補助的に挿入)を掃除した時にフィルターのケース外側にイシマキガイの卵が付着しているのを発見!! フィルター内を掃除すると内側で何やら物凄く微小な生き物が僅かに動いているのを発見〜!!・・・『イシマキガイ稚貝』? 大きさは1〜2mm程度の稚ガイでした、肉眼ではとにかく楕円である事しか確認出来ず、デジカメのマクロ撮影及びマイクロスコープ(×60)で確認して見ました。 マイクロスコープの撮影トレーに入れても動きはかなり速いのでなかなか撮影も苦労しました。 下段中央の画像では左上方向に稚ガイが進行していて、左上に黒い2点が有りますが、これが眼なのですかね??? 外殻はほぼ透明なので通常、水槽内では砂利等に付着しているとなかなか解らないのではないかと思います。 産卵はするもののなかなか孵化した稚貝を観察出来ないのはこの小さい1mm程度のサイズと外殻が透明だと言う事なのですかね? 暫く、小さいケースで飼育して見ようと思います、もう少し大きく生育すればはっきりと解るのではないかと思います。 又、今後の状況をレポートしますね〜!! BACK TO PAGE TOP |
【2008.01.01】イシマキガイの年末水槽大掃除!! 2008年あけましておめでとうございます!!オメデト(^_^)∠※PAN! 今年の淡水魚倶楽部レポートの第1弾はお魚ではなくて、前回(12/22)の房総水系お魚探索で採集してテイクアウトした『イシマキガイ』のレポートです。 帰宅後、早々に『オヤニラミ』の室内900水槽に挿入です。・・・・・900水槽:流木&チョット大き目の石でレイアウト 挿入時には今回画像アップ(最下段)した白系統の石には茶苔が全面に蔓延っていたのですが・・・・・・おぉぉぉ〜!! 挿入から2日後には画像の如く殆どの茶苔は『イシマキガイ』が大掃除してくれましたぁ〜流石ですね!! 前回のレポートでも『イシマキガイ』の活躍は報告済みですが、今回は『イシマキガイ』のお掃除度を測定してみましたぁ〜(#^.^#) まぁ〜あまり正確ではないのですが? 丁度、今回対象とした石は長方形に近いので面積を計算!!縦(200mm)×横(100mm)×高さ(100mm)程度です。 要するに全面積(下面は除く)は80cuですが、上面のお掃除が未だ約1/2残っていますので約70cuを2日間(48H)でお掃除してしまったことになります。 更に1時間あたりのお掃除度を計算すると・・・・・・・1.45cu/Hとなりま〜す!! 実際の移動速度はもっと速いのですが、まぁ〜お昼ねまたは就寝時間も有ったのかな???(-_-)ウーム ここで淡水魚倶楽部で苔とリとして活躍している『イシマキガイ』(直径15mm程度)の移動速度を計測してみましたぁ〜!! 移動速度はなんと120mm/分と非常に速いですね〜!!ρ(^◇^)ノ.・・・・・苔摂食以外の移動時です。 とにかく『イシマキガイ』のサイズによっても異なるとは思いますが、非常に良く働いてくれるので助かりますね〜!! 石の他にも流木にも張り付いて良く掃除をしてくれています、段々と石&流木に茶苔が無くなってくるとガラス面の緑苔を掃除ポイントとして移動しています。 本当に水槽のお掃除屋さんとしては最高〜♪ルンルン♪〜 これで水槽内で繁殖してくれると更に最高なのですが、こればかりは難しいですなぁ〜!! ≪イシマキガイ≫についてチョットお勉強タイム〜!!m(._.)m 『イシマキガイ』は河口の汽水域から中流の淡水域にまで生息している。 アマオブネガイ科の貝で殻の色は褐色、石灰質の蓋がある。 成長した貝では殻頂部が欠けている事が多いが、これはカルシウムイオンが少ない水質で溶かさることがある。 幼体および成体は河川の中流から下流域にかけて生息し、両側回遊型である。 河川では石・岩またはコンクリート護岸にも密集して貼り付いている。 食性は草食で石に付着した微細藻類などの微生物が形成するバイオフィルムを歯舌で削り取って摂食する。 繁殖は2mm程度の楕円形の白色の卵嚢を産みつける。 『イシマキガイ』を探索する時には石・岩の下側にも付着生活しているので、夏季の産卵時には白い卵嚢を見つけるとその附近には必ず成貝が生息している。 驚くことにこの卵嚢の中には約100個程度の卵が入っていて孵化したベリジャー幼生は海に流れ下り、植物プランクトンを摂食しつつ長期の浮遊生活に入る。 成長したベリジャー幼生は河川の汽水域に遡上した後に着底後変態して幼貝となり成長しながら河口を数km遡上したあたりの淡水域まで生息域を広げる。 現在では淡水魚倶楽部でも水槽内の苔とリとしてこの『イシマキガイ』を利用している。 『イシマキガイ』は硬い基質の表面のバイオフィルムのみを食べるので水草を食べてしまうことはなく、また歯舌も頑丈なため硬く固着した付着藻類の除去効率も高い。 要するに繁殖形態が両側回遊型であり、水槽内で繁殖させることは極めて困難である。 また水槽内の苔とリで活躍してもらうためには少しでも長く飼育をしなくてはならないので水質には十分に注意する事が必須である。・・・・・特に酸性に偏った飼育水は避けなければならない。 うむ〜これりゃ〜駄目だぁ〜ヽ('ー`)/オテアゲーヽ 如何にか水槽内で繁殖させて見たかったのですが不可能なのですね!! まぁ〜水質が酸性に偏らないようにして水槽内で少しでも長寿させることが大切なようですd(^-^)ネ! しかし、水槽内で産卵するあの小さな卵嚢の中には約100個の幼生になりえる卵が入っていたとは・・・・ヾ(>y<;)ノうわぁぁ 今迄に水槽内で生んだ卵からは何千、何万という幼生が孵化して自然界であれば海に降り、また稚貝となって遡上したのですね!! BACK TO PAGE TOP |
水槽の紹介 |
釣行と採集 |
トップページ |