ス ジ エ ビ
Palaemon paucidens

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PHOTO 2008.01.01
PHOTO 2000.10.22 PHOTO 2001.05.24 PHOTO 2000.10.22
PHOTO 2002.06.10 PHOTO 2002.06.10 PHOTO 2002.06.10
PHOTO 2002.06.16 PHOTO 2002.07.01 PHOTO 2002.07.01


SAKUのワンポイントアドバイス
自然生息 生息は北海道から屋久島までの池・沼・湖・川と多岐にわたり、汽水域にも生息する。
特   徴 透き通った体に細い黒い縞模様があり、サイズは生息場所により異なる。
飼育ポイント 他の淡水エビとは異なり若干の水汚れにも適応できるが水管理は必要です。
水 質(水 温) 適水温は25℃前後ですが、5℃程度でもOKです。
水槽レイアウト 底砂利と流木・石をレイアウトすればOKです、水草を食害しないのでお好みで!!
混   泳 肉食以外のお魚とはOKです、小型エビ類(『ヌマエビ』等)とは駄目です。(食することがある。)
食 性( 餌 ) 冷凍アカムシ・お魚の餌等何でも捕食しています。
病 気( 薬 ) 極度に水質が汚染されると体が白濁してお☆様に!!
その他コメント お魚と混泳させる時には特に水槽に上蓋をしましょう!!エビ飛びで桜海老になるよ〜ん!!
※上記のワンポイントアドバイスは『淡水魚倶楽部』での飼育経験によるものです、飼育水槽・設置場所・水槽内レイアウト等々により異なる場合がございますので皆様の飼育の参考にして下さい。

ページの新着情報
2000.10.22 サシの差し入れと画像更新!!
2002.06.13 スジエビ君がゾエア放出!!
2002.06.19 スジエビゾエアの近況!!
2002.07.01 スジエビゾエアが稚エビに変態!!
2008.01.04 スジエビの近況レポート!!

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飼     育    状    況
【2000.08.11】淡水魚倶楽部のスジエビ君紹介!!
スジエビは現在12匹程が1200の水槽内でオイカワ・タナゴに負けずに元気にくらしています。
捕食時にも大きい魚に負けずにエサを手で掴み水草の陰に素早く移動しています。
動きを見ていると一日見ていても飽きない可愛いエビです。
クリスタルレッドシュリンプのような色が突然変異で出たら面白いでしょうね!!
6月頃にメスの2匹が抱卵していたのですがそのときは300水槽に入れていたので何時の間にか卵は親のお腹から消えていました????残念!!


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【2000.09.18】どでかスジエビ君死亡!!
相変わらずお食事時間には遅れずに出てきます。
食事の時のホークとナイフの使い方は大変上手で見ていて楽しいですよ!!
体か透明のため食べたものがどこの部位に入るのかよくわかりますね!!
一番大きいメスが乾燥桜海老状態で永久のエビとなってしまいました。
今年の6月に抱卵していたメスです。


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【2000.10.01】画像追加更新!!
先週の布田橋(多摩川)付近での小物釣りの際に採集したジャンボスジエビ君たちも元気に食事をしています。
特に生アカムシは大好物のようで食べた後はあたまの上が赤くなり少々綺麗な感じです。
たまに煮干の細かくしたもの等はあげていましたがやはり生餌は最高のお食事みたいです。


【2000.10.22】サシの差し入れと画像更新!!
1200水槽の水を1/3程度替えてあげる。
かなり底じゃり付近に水草の葉等が溜まっていたので丁度良いタイミングであった。
餌をあげる時はいつも水槽を叩いてあげている為、スジエビもタナゴ君に負けずとまえに出てくる。
体の側面からの画像はよく撮れるチャンスがあるが今回の更新画像のような正面からの画像チャンスはなかなかないのでカメラを準備して撮影、特に今回はアップに耐えて頂きました。・・・・・・なかなかいい顔しているでしょ!!手足のお化粧もきちんと出来ていました。
それと今日はアカムシをあげようと思い購入しに出掛けたが、売り切れ!!
代替品のサシを購入、スジエビは手で上手く掴み水草の上に避難して良く食べていました。


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【2002.06.13】スジエビ君がゾエア放出!!
450水槽内のマツモの間に何か動く物体発見!!・・・・・・良く観るとあちらこちらにゾエアが浮遊しています。
淡水魚倶楽部では過去に何回も『スジエビ』が抱卵してゾエアが放出されたのですが、稚エビへの変態は実現出来ていません!!
親エビはエビ類のゾエア放出時の特徴である、底より1段高い場所で尾部を上方にして、丁度逆立ちでもするような体勢で腹肢を細かく震わせながらゾエアを放出します。
非常に観ていて感動的なシーンです、又観ていると時間の経過するのを忘れてしまいますね!!・・・私だけかな?皆様も同様ですよね!!
放出は数分置きに繰り返され、一度に3〜6匹位のゾエアが腹肢より放出され、ゾエアは着底するもの、底付近を漂うもの、宙層を漂うものと色々居ますがただ1つ共通点はすべてのゾエアは頭部を下にして浮遊する事です。
これは全てのゾエアに共通する事象ですね!!
今回のゾエアは淡水魚倶楽部で今までに見たゾエアの中で最も大きく、正確には測定出来ませんでしたが約7〜8mmは有ります。
この水槽内では自然環境での営みも一部で観察出来ました、それは♂の親エビが浮遊しているゾエアを捕食してしまう事です。
捕食は一瞬の出来事で巧みに近くに浮遊してきたゾエアを捕らえていました。
何匹かは捕食されましたが直ぐに♂エビを他の水槽に移動させました、やはり自然界でもこのように他のエビ又は魚等にゾエアは捕食されているのでしょう!!・・・・・水槽内では特に狭いので放出時には♀一匹で飼育する事が必須と思います。
水槽内の水温は27℃で全てのゾエアが放出されるまでに要した時間は約3時間が掛かりました。
時の経つのも忘れ、時計を見ると・・・・・・ななななんと午前2:30、好きな事をしていると時間の経つのは早いものです!!
この間に放出したゾエアの数は約100〜120匹程度、何匹かは♂親エビ君のお腹の中に!!

先週の多摩川水系の野池ガサガサではレポートでも記載したように陸封されている野池で稚エビを確認しているので、絶対にゾエアから稚エビそして親エビへと変態する事を期待しています。
『スジエビ』は非通し回遊(陸封)タイプである事も水産大学の浜野助教授より再確認していますので淡水での繁殖は可能な筈です。
しかし、過去においては一度も稚エビに変態した事象が無く、何故だろうと疑問ばかりが頭を駆け巡る今日この頃です。
浜野氏の話によれば淡水で十分に繁殖するとのこと、繁殖の必須条件はやはり『ゾエア』の餌がポイントであるようです。
今回、淡水魚倶楽部では3月に誕生した『アブラハヤ』の稚魚生育用に作った緑水がバケツにあるのでとりあえずその水を急遽、水槽に入れての『ゾエア』飼育となりました。
この水には微小なプランクトンが沢山泳いでいるのを確認していますので多分上手く成長して変態してくれるものと思います。
既にゾエア誕生から4日が経過しましたが、現在までは一匹もお★様にならず元気に浮遊していて、動きも非常に俊敏です。
この緑水に殆どのゾエアを移動させたのですが、試験的に誕生した水槽内にも5匹だけ残して観察しています。
水槽内の水と緑水との差が何らかのかたちであらわれると面白いのですが?
現在は『稚魚用の人口餌』と『乾燥ワムシ』をあげていますが、どちらの餌にも果敢に飛び付いて捕食しています。
捕食後は背中に餌の色である白色のスジが1本見えるようになっています。
今後の成長が非常に楽しみになってきました。
又、何か変化が有りましたらこのページにてレポートをします。

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【2002.06.19】スジエビゾエアの近況!!
『スジエビ』のゾエア誕生から早いもので10日間が経過しようとしています、親エビより放出した時には約100匹位はゾエア水槽に移動させたのですが現在は20匹位に減少!!・・・・・・・・う〜ん、やはり一筋縄では稚エビに変態させられないようである。(実感!!)
毎日観察していたのですが、餌はやはり『ミジンコ』が一番好んで捕食するようです、他には『乾燥ワムシ』『稚魚用の人工餌』等も捕食するのですがどちらかと言うと柔らかい『乾燥ワムシ』の方が良く捕食していました。
小さ目の水槽に沢山のゾエアが入った為か観察していると共食いもするようで驚きました。
一匹が他のゾエアを捕獲すると他のゾエアがそれを又狙って酷い時は3〜4匹がダンゴ状になっている様子も観察しました。
誕生後の一週間は短い足が水平に出ていてバタバタさせて浮遊していたのですが、その後に今回アップ(ミジンコを捕食した所)した画像の如く短い足の後方から二本の長い垂直に伸びた足と言うか手と言うか・・・・・・眼の下までの長いカマ(手or足?)が発育してきました。
餌を投入後に観察しているとこの手のようなカマで物凄い速さで餌を捕食しています。・・・・・まるで水中でカマキリの捕食を見ているようです。
ゾエアが飼育水槽内で減少し始めたのも丁度、この手のようなカマが発育してからの事です。
弱肉強食の自然界での生物の営みが我が家の水槽内で起こっています。
浮遊しているゾエア同士がぶつかる確率を下げる為に水槽内には急遽、シェルター代わりに水草を沢山挿入してあげました。
果たして今後どうなる事やら???
今回の報告では『只今、ゾエア君全員が元気に成長していま〜す!!』と報告出来る筈でしたが、なかなか自然環境のようには上手くいかないものですね!!
まぁ自然界に於いても他のゾエア又はお魚君達に捕食されて全てが稚エビに変態出来るとは思いませんので良い事にしましょう!!
自然は非常に上手く出来ているもので誕生から成長する過程で他の生物等に捕食されるものは沢山の仔を誕生させるのだと思います。
次回のレポートは是非、『稚エビに変態しました〜』と報告したいものですね???

画像:ミジンコを捕食した瞬間の画像です。眼の上方に白く見えるのがミジンコでその上にカマが薄っすらと写っています。
背中の白く見えるのスジは捕食した餌です。

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【2002.07.01】スジエビゾエアが稚エビに変態!!
次回のレポートは是非、『稚エビに変態しました〜』と報告したいものですね???と前回のレポートでは締めましたが、淡水魚倶楽部では待望のスジエビゾエア君が遂に稚エビに変態致しましたよ〜!!
淡水魚倶楽部では過去に何度もチャレンジしていたのですが、尽く墜落でした。
今回のゾエア君達には先ずは飼育する水を若干観察し難いのですが、そこは犠牲にして『緑水』の中で飼育することを一番に考慮しました。
良くは解らないのですが植物性プランクトンもゾエア時代には捕食しているのでは無いかと言う推測の域を脱しないのですが、とにかく採集したポイントと同様の環境下で飼育してみると言うのが今回のテーマでした。
しかし、水槽にはフィルターを入れずエアーだけにして置いたのですが、設置場所に日の当たらない場所を選択した為、暫くすると水が綺麗になってしまうのには参りました。・・・・・・設置場所選択は今回の飼育に使用した水槽が淡水魚倶楽部でも一番小さな水槽(15L)だったもので水温上昇を抑制する為の設置となりました。
餌についても苦労しましたね、とにかく自然環境においてはやはりミジンコ等の動物性プランクトンを一番多く捕食していると推測した為に田んぼに『ミジンコ』採集に何回か出かけました。・・・・・お陰で副産物のオタマ君ともお会い出来ましたがね。。。。。。
このミジンコ採集はチョット考えさせられるものがありますね〜、皆さんもそんな経験があるのでは?????
田んぼの畦で大の大人がネットを持って何やら捕っていたら・・・・・・通りがかりの人は『あいつ可笑しいのでは・・・・・』『何か捕れるのですか・・・・』と次々に問い、問い、問い・・・・・・いいかげんにせぇーよ!!(爆)これには流石のSAKUもまいりました、しかし退散する訳にもいかずそこで妻を同伴しての『ミジンコ採集』となりま〜す!!
その他の人工餌は前回のレポートで報告した通りです。
水槽内で親エビよりゾエアが放出されてから丁度今日で20日目です、この飼育水槽に移動させたゾエアは約100匹位いたのですが、稚エビに変態したのは僅かに2匹だけでした。・・・・・・しかし、目標である稚エビには変態したのですから良しとして下さい。
この稚エビ君、最初は一匹だけかと思い『オーイ、ゾエアが稚エビに変態したぞ〜』と妻を呼び見せた所、あっけなく妻に『あら、もう一匹居るわよ〜ん』ともう二匹目を発見されてしまいました。・・・・・・・・・何と言う事か、嬉しいやら悲しいやらショック〜!!
サイズは約7mm程度ですが、既にスジエビ特有の背中には黒い筋がはっきりと現われています。
又、小さいながらも動きは物凄く俊敏ですね!!
成長ゾエア時代に有った長いカマのような手と言うか、足と言うか、あの奇妙なものは変態した稚エビにはありませんでした。
どのように消滅したのか変態の瞬間を見られなかったのが残念です。
次回は是非とも変態の瞬間を観察して見たいものです。
そんな事で今回のチャレンジは2/100=2%の稚エビ変態率でしたが、とにかく第1目標は達成したので満足しています。
次回は変態瞬間と変態率のアップを目指しリベンジしたいと思っています。
ここまで淡水魚倶楽部BBS上においても励まし応援して頂いた淡水魚倶楽部員の皆様には感謝しております。
『ゾエア飼育は餌に左右されると・・・・・・』と重要なヒント及び貴重な下記の文献を頂きました、水産大学校・生物生産学科の浜野龍夫教授には特に感謝しております、有難う御座いました。・・・・・・・又、今後良きアドバイスを頂ければ幸いです。

参考文献
@『淡水産エビ・カニ類に配慮した魚道の提案』
A『徳島県における淡水産十脚甲殻類の分布と保全』

≪今回特に考慮した事項≫
@飼育水を植物性プランクトンの発生している緑水にした。
A動物性プランクトンであるミジンコを餌とした。
B飼育途中から共食いをする事が判明した為、シェルターとして水草を多目に挿入した。
Cフィルターは使用せずエアーのみとした。
D乾燥ワムシ等の人工餌も与えてみた。
E水温が急激に変化しない場所に水槽を設置した。(現在24℃:飼育期間では18〜25℃)

≪後記≫
今回親エビからゾエアが放出され、約20日間で僅かですが稚エビに変態させる事が出来ました。
しかし、稚エビへの変態率は極めて低かった事を捉えて次回はアップを目指したいと思っています。
飼育の途中で広い自然界ではあまりおき得ない事かもしれませんが、ゾエアがゾエアを捕食する場面を何回も見て驚くと共に変態率をアップさせるには大きい水槽でゾエア同士がなかなかはちあわせしないような環境で飼育する事が必須のようです。
それとやはりメインの餌として考えたい『ミジンコ』の量は大量に確保しておく事が必須のようです。
皆様も是非、『スジエビ』の飼育・繁殖にチャレンジして見ては如何でしょうか・・・・・・・・・by SAKU

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【2008.01.04】スジエビの近況レポート!!
淡水魚倶楽部員の皆様もお正月でおせち料理を頂いたことと思います。
結構、おせち料理には淡水魚のお品がありますね〜!!”ワカサギ”・”フナ”・”ハゼ”(>_<")
海水ものの”鯛に海老”。。。。。うむ〜美味い!!
・・・・・ということで淡水魚倶楽部では肉食魚である『ヌマチチブ』飼育水槽に年末に房総方面探索にて採集した『スジエビ』を4〜5匹、おせち料理にと挿入してあげたのですが、『ヌマチチブ』はおせちが嫌いなようで捕食せぜに仲良く(?)生活していま〜す???(#^.^#)
まぁ〜『ヌマチチブ』には別途”アカムシ”&”キャット”等の餌をあげているので満腹なので捕食しないのかもです。
それと『ヌマチチブ』のサイズが未だ50mm程度なので捕食出来ないのかも?
100mm程度に成長すると仲良く生活することはなくなる筈ですが?
改めて画像を撮ってみると・・・・・うむ〜透明の体に黒縞が入り結構シックで綺麗です。
今回の画像はチョット大きいサイズでのアップなので体色も良く解るのではないでしょうか?
底に落ちた食べ残しも処理してくれるのでお掃除屋さんとしても活躍しています。
何処にも生息している『スジエビ』ですが、飼育してみると可愛いものです。


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