アブラボテ
Tanakia limbata

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PHOTO 2000.10.17 PHOTO 2001.04.20 PHOTO 2001.04.20
PHOTO 2002.11.04 PHOTO 2002.11.04 PHOTO 2002.11.04
PHOTO 2002.11.17 PHOTO 2002.11.20 PHOTO 2002.11.20
PHOTO 2006.02.21 PHOTO 2006.02.21 PHOTO 2006.02.21

SAKUのワンポイントアドバイス 
自然生息 細流・用水路等の岸辺を生息域とする、また湖沼及び水田等にも生息する。
特   徴 体色が他のタナゴとは異質であり、特に成魚ではオリーブ色または重油色である。
飼育ポイント 水槽内に二枚貝(マツカサガイ・ドブガイ等)を入れてあげれば繁殖観察も可能です。
水 質(水 温) 水質&水温共にさほど気にせずに飼育が可能です。
水槽レイアウト アブラボテ同士の複数飼育においても闘争心が強いので水草等を多目に植えると良いです。
混   泳 タナゴ類の中では最も気性が荒いので他のタナゴ及び淡水魚との混生はお奨めできません。
食 性( 餌 ) 基本的に雑食ですので人口餌でもOKですが、動物性のアカムシ等もあげてください。
病 気( 薬 ) 水質及び水温の急変に気をつければOK、主な病気は白点病⇒メチレンB、グリーンFにて薬浴治療。
その他コメント 産卵管は黒色で伸長したときには尾鰭附近まで伸びる、一対の口髭もチャームポイント!!
※上記のワンポイントアドバイスは『淡水魚倶楽部』での飼育経験によるものです、飼育水槽・設置場所・水槽内レイアウト等々により異なる場合がございますので皆様の飼育の参考にして下さい。

ページの新着情報
2000.10.17 淡水魚倶楽部にアブラボテ君が登場!!
2001.08.19 画像更新!!
2002.11.09 季節外れの産卵行動!!
2002.11.24 吐出された卵が孵化!!
2006.03.15 『アブラボテ』の産卵準備!!

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飼     育    状    況
【2000.10.17】淡水魚倶楽部にアブラボテ君が登場!!
いよいよ淡水魚倶楽部にアブラボテ君が登場しました。
まずは画像撮影用の水槽での画像なので若干、色彩が薄茶色+深緑色に再現されていませんが、次回更新時には1200水槽にお引越しをして自然光下での画像をお送り出来ると思います。
まだあまり太っていませんがそのうちにふっくらと丸みをおびてくると思います。
食事は他のタナゴと同様になんでも良くいただいております。
今週の末には引越しを予定しております。


【2001.08.19】画像更新!!
アブラボテ君の画像を更新しました。
この画像は8月に撮ったものではないのですが、画像ファイルを探索していたら4月に撮った画像が有ったので更新しました。
このアブラボテ君達も淡水魚倶楽部に登場した時は痩せていたのですが、現在はお相撲さんという感じがするほどデップリタイプになってしまいました。
とにかく現在は食事を幾ら上げても足りないような感じです。
現在の食事は食前にウキクサ、その後アカムシ・ミジンコ・イトミミズ等の乾き物(本当はナマエサをあげたいのですが、ナマエサをもらえるのはヨシノボリ君達とヌマチチブ君だけみたいです。・・・・・食事係り担当の妻の与え方です。)とタナゴのエサです。
何でも良く食べますね!!


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【2002.11.09】季節外れの産卵行動!!
久々に『アブラボテ』のページを更新で〜す!!
今回アップした『アブラボテ』の画像は淡水魚倶楽部員企画かちょ〜んのいわいわさんが『九州釣り紀行』にて採集してお土産にと淡水魚倶楽部に頂いた九州産の『アブラボテ』です。
背鰭と尻鰭がとても綺麗なタナゴですが、同じフィールドで採集したものでもかなり色彩は異なります。
鰭の色彩はイエロー・オレンジ・ブラウン・ブラック等色々ですね、但し一般的に他の『タナゴ』もそうなのですが水槽内で飼育していると一番勢力の強い(縄張り意識の強い)♂が鮮やかな色彩を発色するようです。
『アブラボテ』の場合にはどちらかと言うと強い♂は黒に近い色彩発色の傾向があります、要するに先ほど書いた色々な色の順になるようです。・・・・・・固体差も若干はあるようですが!!
淡水魚倶楽部では現在900水槽で『スイゲンゼニタナゴ』・『カゼトゲタナゴ』と同居飼育していますが、如何したことか♀が
輸卵管を出しています。
仕方なく二枚貝を挿入してあげたのですが・・・・・・・・・・もう大変な事に!!
三種のタナゴが水槽内で所狭しと”縄張り争い”を演じています。
比較的小さい『スイゲン』『カゼトゲ』も『アブラボテ』に攻撃して二枚貝を確保しようと一生懸命です。
自然界ではある程度の縄張りを持つと言われていますが、水槽内のように狭くもないし、又二枚貝も豊富にあるポイントに生息していると思われますのであまり問題は無いように思われます。
しかし、水槽内となると話は別でとにかくたった900mmの四角いジャングルでの闘争シーンは見ていて眼が回るようです。・・・・・・・良く水槽のガラスに衝突しないものですね(驚き〜!!)
異種格闘技だけではなく当然、『アブラボテ』の♂同士もバトルです、一般的にはやはり体型の大きい♂が体力的にも強いのですが中には果敢に小さくても気の強い♂は追い払われても二枚貝獲得に何度もリベンジしていますね!!
強い♂の縄張り意識は一個の二枚貝だけでは納得しないようで近くにある二枚貝全てを独り占めしたいようです。
弱い追い払われてしまった♂は水槽の端に寄ってしまうので当然二枚貝を確保出来ず、♀を二枚貝に誘うことも出来なくなります。
まぁ、これが強い遺伝子を持った子孫を残していく為の自然界での生き物の掟なのでしょうね、しかし水槽内で繁殖をこころみるのであれば何本かの水槽に♂♀を各2〜3日匹位に分散させて飼育するのが良いのではないかと思います。
一緒に生活していた弱い♂も各水槽内で二枚貝をそれなりに確保出来る筈です。
『アブラボテ』の産卵〜孵化〜孵出までには約1ヶ月は必要なので今月の末頃に二枚貝を別水槽に取り出してみる予定です。
果たしてこの時期にきちんと産卵〜孵化〜孵出するのでしょうか?今日現在の水槽(室内水槽)の水温は約21℃です。
春型産卵タイプのタナゴでも比較的遅い時期まで産卵するこの『アブラボテ』・『タイリクバラタナゴ』等は秋に輸卵管を出し始めるものも居るようですので・・・・・・・・しかし一般的には春になってからの産卵が通常ですね、日照時間・水温等の関連で”花の狂い咲き”の様な感じみたいです。
今後、又何か変化がありましたらアップしますよ〜ん!!

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【2002.11.24】吐出された卵が孵化!!
前回の『アブラボテ』の産卵行動からチョット早めなのですが同居している『スイゲンゼニタナゴ』・『カゼトゲタナゴ』も盛んに産卵行動をしている為、二枚貝を孵化用水槽に移動させました。
移動の為に二枚貝を小さいボールに採ってエアーレーションをしていたところ3個の卵が二枚貝より吐出されてしまいました。おおお〜何たる事!!
しかし今までに色々なタナゴの仔魚の孵出は観察して来ましたが卵を観察出来たのは今回が初めてです。
大きさは約3mm程度(2002.11.07画像)で半透明の楕円形です、これは『アブラボテ』の卵の形状です。
因みに『スイゲンゼニタナゴ』・『カゼトゲタナゴ』の卵は電球の球の様な形状をしています。
吐出されてしまった、この卵・・・・・・二枚貝の中でしか孵化しない訳ではなくシャーレ等の中でも孵化するので、二枚貝と共に孵化水槽に入れて様子を見る事にしました。
孵化水槽の水温はヒーターを挿入して産卵した水槽と同様の約21℃にしてあります。
今後どんどん水温は低下していくので如何してもこの時期の孵化にはヒーターが必須です。
孵化水槽に二枚貝を移動3日目(2002.11.20画像)に水槽内を観察すると二枚貝と底砂利の間で何か時々プルプルと動くものを発見!!
最初はフィルターよりの水の流れによって何か異物が動いているのかと思ったのですが、良く観察すると吐出された卵が既に孵化して背骨が出来上がっていて、それが時々プルプルと動いていたのです。
早速、画像を撮影すべくシャーレに採集して見ました、サイズは約6〜7mm程度で薄黄色の卵黄の後ろには半透明の背骨になる部分がはっきりと観察出来ました。
観察後は再び同じ孵化水槽に戻して観察して見る予定です、しかしこのまま仔魚となり成長してくれるのでしょうか?
生命の誕生は本当に素晴らしいものですね!!
今回のレポートはたまたま二枚貝より吐出されてしまった卵のお陰で二枚貝の中に産卵された卵の孵化状態を見る事が出来ました。
又、変化がありましたらレポートしてみたいと思います。

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【2006.03.15】『アブラボテ』の産卵準備!!
今回アップの『アブラボテ』画像は約一ヶ月前の02/21に室内水槽で撮影したものです、水温は15℃程度で早くも産卵管を伸長して二枚貝アタックしているところを撮影したのですが、未だに仔魚孵出用の別水槽に移動した二枚貝からは仔魚の姿は観察出来ていません???
産卵行動後の本日まで水温低下も何度かあり、非常にこの季節は水温が安定しないのが常なのでひょっとすると孵化失敗かもです。
金魚等もそうですが、産卵から孵化までの期間でやはり水温が安定しないと元気な仔魚が得られません。
水温が高いと早く孵化してしまい、また水温が低いと孵化期間が長くなる等で良い結果がでませんね!!
画像での産卵管はちょっと二枚貝と重複してしまい見難いですが、色は黒色で最大伸長時は尾鰭附近まで伸長します。
特にタナゴ類の中でも気性は荒いので、同属水槽飼育でも♂同士は縄張り争いが尽きる事はなく、また♀同士でも追い払い行動が観察出来ます。
出来れば産卵観察時には♂&♀のワンペア、または♂&♀(×2)程度の飼育で観察した方が他の魚に邪魔されずゆっくりと産卵が出来ると思いますのでお奨め致します。
仔魚が孵出しましたら、即日このページにてアップしますので、乞うご期待あれ〜〜〜!!


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