釣行と採集2002.06-2ライン

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フィールド:多摩川水系野池のガサガサ
釣行日:2002.06.09 時間:18:00〜19:00 天候:晴れ 水温:23.0℃

久々の『多摩川水系野池』のガサガサ

久々の淡水魚倶楽部登場NAOちゃん!!

暗くなって上手く撮れませぇ〜ん!!オイカワ

モツゴ君もウーム?残念!!

フラッシュ併用したら・・・ヨシノボリ君?

スジエビ君もウーム暗い?御免なさい!!

6/9(日)朝から天気は上々若干暑いくらいである、湿度こそ低いものの気温は上昇して夏のような感じさえする一日でした。
今年の2月に多摩川水系のお魚君達と遊んだ後は他のフィールドに浮気をしていて、なんと4ヶ月ぶりに淡水魚倶楽部が多摩川水系に復帰です。
この間に何回か多摩川水系のお魚君達に会いたくて準備をしたのですが、強風・雨等でなかなかお天気おじさんと仲良くなれなく、本拠地である多摩川水系のお魚君達との出会いがお預けとなっていました。
日中は陽射しが強く暑かった為、夕方の18:00〜19:00までの1時間限定ガサガサとなりました。
フィールドは今までに何回もガサ入れを試みた野池ですが、久々の多摩川水系と言う事もあり何だか何時もとは違った新鮮さと期待感が込み上げてきます。・・・・・・・・淡水魚倶楽部NAO(妻)同行!!結構好きなんですよ!!
タモ網とブクブクポンプセットをチャリに積み込み、いざ多摩川水系に出陣!!探索結果は如何に???

フィールドに到着すると水面を小魚が飛び跳ねているではありませんか、又既に釣り人は一人も居らずガサガサには絶好!!・・・・・・と思いきや背の高く伸びたヨシの間に釣り人一人発見〜、残念!!
この釣り人ブクブクポンプを右横に置き、小物釣りを楽しんでいる様子、同好者か?
せっかくの釣りを邪魔しては不味いので少し離れた両サイドでガサガサ開始!!
NAOがタモ網で早くも久々の多摩川水系のお魚君をGET、本日のお初は『オイカワ』でした。
その後も『モツゴ』『スジエビ』『ヨシノボリ』と次々にお魚とエビがタモ網に入ってきました。
『スジエビ』と『ヨシノボリ』については体長15mm程度の稚エビ・稚魚も観察出来て、本流とは鎖されたこの野池で産卵・孵化・成長して繁殖している事が推測されます。
本来”通し回遊”である『スジエビ』と『ヨシノボリ』もこのような陸封されたフィールドでも環境に応じて繁殖能力を備え対応しているようです。
淡水魚倶楽部でも過去に”通し回遊”の『スジエビ・テナガエビ・ヨシノボリ・カワアナゴ・ヤマトヌマエビ』等の繁殖を試みましたが全てゾエア状態から先に進めずに毎回敢え無く敗退しています。
このフィールドの『スジエビ』と『ヨシノボリ』が陸封化された個体であれば繁殖も大いに期待が持てると思います。
是非、個体で陸封化したと思われる通し回遊甲殻類と魚類の繁殖観察をしてみたいものです。
又、今回のガサガサでのお宝は前記陸封化(?)生物ともう1つ、『ヌマエビ』の発見でした。
この『ヌマエビ』は『スジエビ』に混じり一匹だけですが採集出来たもので淡水魚倶楽部でもこのフィールド等で何回もガサガサをしていますが、今までに多摩川水系では採集・観察した事が無く非常に興味津々と言ったところです。
しかも♀は既に抱卵をしている事より他にも未だ生息しているものと思われます。
本日のガサガサ探索結果は以上ですが、またまた新発見の事項もあり、多摩川水系にはまだまだ未知の部分が沢山あるように思います。
この池には冒頭にも書いた如く、水面を沢山の小魚が飛び跳ねているので次回は小物釣師に変身して再チャレンジしようと思っています。
夕陽も落ちた帰り際に『ウシガエル君』の例の低く響く重低温の雄叫び・・・・・・”ゴォーゴォー”と言うか”ブぉーブぉ−”と言うか????
自然環境のフィールドって何時きても新たな発見があり、又未知との遭遇もあり本当に良いものですね!!
何時までもこのような素晴らしい自然と接する事が出来るフィールドがあちらこちらに残っていて欲しいものですね!!

今回のテイクアウトは陸封化されていると思われる『スジエビ』&『ヨシノボリ』と多摩川水系でお初の『ヌマエビ』を繁殖観察の為に淡水魚倶楽部に持ち帰りました。
飼育状況等又産卵シーン等の変化が有りましたら、淡水魚倶楽部の”飼育と繁殖”のページでご紹介したいと思っております。
今後のレポートをお楽しみにね!!

≪2002.06.12 訂正お詫び≫
文中で『スジエビ』が通し回遊性と記載しましたが、6/12に水産大学校・生物生産学科・助教授の浜野氏にTELにて再確認した結果『スジエビ』は通し回遊性では無い事を確認!!
文中の訂正をしてお読み頂く事をお願い致します。・・・・・・・・SAKU



多摩川水系ではお初のヌマエビ君!!

水槽内撮影でもう一度、ハイポーズ!!

≪ガサガサ後記≫
上記の画像は多摩川水系でお初の『ヌマエビ』で既に抱卵している♀です。
今回のガサガサは日没前の1時間で全ての画像が露出不足ではっきりと撮影が出来ませんでしたので、右画像は淡水魚倶楽部の450水槽に入れた多摩川水系の『ヌマエビ』の画像です。
大変画像が見難くお詫び致します、お許しを!!・・・・・・・・・・・by SAKU

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