釣行と採集2002.07-2ライン

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フィールド:相模川水系のガサガサ探検隊
釣行日:2002.07.13 時間:11:30〜15:00 天候:曇り⇒雨 水温:26.0℃

恵梨奈ちゃん率いるチビッコガサガサ部隊!!

意気投合!!ガサガサ探検隊+α(×4)

賢&いわいわも真っ青、負けずにガンバ!!

百映ちゃんが凄かった〜水路で手掴みで〜す!!

淡水魚倶楽部の7月ガサガサ探検隊は台風直撃後の多摩川水系と思っていたのですが、急遽”相模川水系”のガサガサに変更で〜す!!
今回のガサガサ探検隊のメンバーは淡水魚倶楽部の”若様”こと息子の賢ちゃんと企画かちょ〜んのいわいわ君の3人で、又新たな生き物との出会いを求めてお出掛けです。・・・・・・・本当に好きですよね〜!!
まぁ、空気の良い新鮮なフィールドに出掛けて自然と戯れる事が一週間の精神的圧迫より開放され健康的にも良いですね・・・・皆様も是非、フィールドへ飛び出して見て下さい。

7/13(土)AM10:00にSAKU宅を出発、本日のガサガサ道具はタモ網・お魚キラー・ブクブクポンプと小物釣り用具一式です。
出発後、直ぐに多摩川に架かる多摩川水道橋の上を通過すると多摩川水系も数日前の台風6号の影響で水量は増加し、水は褐色と化していました。
しかし、下流側では何時もの様に5〜6人のヘラ師が竿を出していましたが、果たして釣果は如何だったのでしょうか?
増水時にはお魚君達も急流に流されまいとして流れの少しでも緩やかな岸際に集まる為、ガサガサでのお魚観察には絶好なのですがね!!
相模川水系に辿り着く前に我々のお腹に入れるべき食糧の調達と釣り餌(サシ・アカムシ)が無かった為、とりあえずコンビニと釣り具店の探索と相成りました。
流石にコンビニは国道沿いに沢山乱立しているのですが、釣り具店となるとなかなか見つからない?・・・とりあえずコンビニの看板を発見!!
お魚君達の食事もさることながら我々の食事が先と思いきや、なんとコンビニの横が釣具店・・・・・ラッキー!!こんな事があるのか???
今回のガサガサ探検は何とも幸先が良いようである。(驚きで〜す!!)
この釣具店、なかなか面白いお魚採集道具を揃えていました、淡水魚倶楽部でも使用しているオーダーメイドタイプのデカタモ網・竹細工のウナギドウ・エビ捕り網・コンパクトタモ網等々・・・・・・・・・淡水魚倶楽部でも欲しい道具があったのですが今回は見るだけに留めました。
調達品も無事に入手出来てあとは目的のフィールドへ一目散で〜す!!
相模川水系も多摩川水系同様に褐色の水が濁流と化していて台風上陸の後遺症がまだまだ収まらないようです。


オニヤンマ

スジエビ

ヨシノボリ

ウキゴリ

第1ポイント到着はAM11:30頃になってしまい、既に親子ガサガサ隊がタモ網で一所懸命に何やら自然観察中でした。
採集魚は『ヌマチチブ』・『ヨシノボリ』・『オイカワ』等々・・・・・・・『ナマズ』君も採集出来たとか、やはりこれも台風による増水の影響ですかね?
我々『淡水魚倶楽部変則 トリオ・ザ・淡魚』も先客に負けずと相模川水系における生き物の観察開始です。
先ずはタモ網を持って、いざガサガサと思ったのですが、東京ではあまり観察出来ないトンボの中でも最大級の『オニヤンマ』が飛来・・・・・・
ここは一番、子供の時には『虫捕り名人』と言われたSAKUにお任せあれ〜〜〜一瞬にして見事に『オニヤンマ』をタモ網でGETしました、デカイ!!トンボの中の大様ですね、懐かしいですね!!
記念の画像を一枚撮って元気でなぁ〜今回のガサガサでは『オニヤンマのヤゴ』も採集出来たのですが、残念ながら画像を撮り忘れてしまいました。
ガサガサ付近の浅瀬ではコロガシでアユ釣りをしている人がいて、面白いように10〜15cm程度のアユをゲットしていました。・・・・今晩の酒の肴だそうです。
ガサ入れを何回かやった後、急におてんとうさまが泣き出して涙、涙、涙・・・・・それも半端ではない大粒の涙でほんの少しの時間で頭からシャワーを浴びたような状態でビショビショ、仕方なく車の中に退散で〜す!!
小物釣りをする間も無く第1ポイントでの探索は終了です。・・・ここでの観察は『スジエビ』・『ヨシノボリ』・『ウキゴリ』等でした。


オイカワ

ドジョウ

コ  イ

アブラハヤ

フ  ナ

ミズカマキリ

タイコウチ

オタマジャクシ

トウキョウダルマガエル

アマガエル

タ ニ シ

キベリマメゲンゴロウ

ヌマエビ

ホトケドジョウ
2003.02.28
カニ工事さんよりの情報
『トウキョウダルマガエル』


←チビッコガサガサ部隊
から頂いた『ホトケドジョウ』

2002.09.15
keniaさんより情報
『モンキマメゲンゴロウ』

2003.02.08
雑魚党さんより情報

『キベリマメゲンゴロウ』
有難うございます。

車の中での昼食もそこそこに次なる第2ポイントへ移動ですが、一向におてんとうさまは機嫌を直してくれずいぜん大粒の雨が・・・・・・・
そんなおり企画かちょ〜んのナビが狂い、逆方向に車は移動!!おいおい、しっかりしてよね〜ん!!
しかしそこは淡水魚倶楽部転んでもただでは起きず、目的の第2ポイントへ移動するのに逆方向へ走行してしまったのが幸いして絶好のポイントを発見!!
そこは見渡す限り田んぼ、田んぼで遠くから見ると稲の緑色が非常に心を和ませてくれる何とも美しい風景です。・・・・・東京ではあまり見られませぇ〜ん!!
細い農道を抜けて河原付近の駐車場に車を止めて好奇心旺盛なガサガサ探検隊が田んぼの畦に向かう・・・・・・
早くも水路で『カメ君』を発見!!しかし、陸上では鈍間の『カメ君』も水中では素早い瞬発力で、あっと言う間に水中に消えてしまいました。
うむ〜残念!!淡水魚倶楽部とした事が、取り逃がしとは・・・・・・
天候も徐々に回復してきて絶好のガサガサ日和・・・・・・・こんな日和ってありましたっけ〜???
近くにタモ網を持ったチビッコガサガサ部隊を発見〜!!(恵梨奈ちゃん・百映ちゃん・貴也君・大貴君の4名)
湘南小学校の6年生の恵梨奈ちゃんを部隊長として既にバケツの中には色々なお魚と水生昆虫が入っていました。
初めてのフィールドでは地元の人に聞くのが一番とばかりに『何処で採集したの〜・・・・・』色々と生息場所を知っていました、流石に地元!!
これでチビッコガサガサ部隊と意気投合して、またまた『変則トリオ・ザ・淡魚+α(×4)』の七名でのガサガサ探検隊となりました。
流石に地元の子供達は良く知っていて、現在は田んぼの水も抜かれていて水路の水深も浅いのですが、そこは地元の子供達ですちゃんと水深のある水路を知ってしました。
こうなるともう我々も毎度のことでは有りますが、童心に戻ってガサガサ開始で〜す!!
水深の浅い水路ではお魚君達も逃げ場を失い容易にタモ網で採集出来ました、子供達は素手で『オイカワ』等を捕獲していました。
淡水魚倶楽部の”釣行と採集”のページで紹介しているお魚採集道具にも『素手』と言うのは漏れていましたね!!(驚きです!!)
田んぼは水を抜いた状態でしたので、可哀想なくらいにあちらこちらで『ドジョウ』が天日干しになっていました。
でも毎年この様なサイクルが繰り返されても自然環境が保たれているフィールドではお魚君達は子孫を残し繁殖しているのですね!!
自然環境の大切さをまたまたフィールドで再認識させられました。
第2ポイントとなった田んぼの畦・水路での観察においてお魚君は『オイカワ』・『マドジョウ』・『コイ』・『アブラハヤ』・『フナ』等々・・・・・・・・
その他として淡水魚倶楽部では初お目見えの水生昆虫である『ミズカマキリ』・『タイコウチ』・『ミズスマシ』等々・・・・・・・・・・・・・
これらも自然環境の整っているフィールドでなくてはなかなか観察出来ませんね!!
それと地元の子供達が採集したバケツの中には『マドジョウ』に混じって一匹だけ一寸デブチョのドジョウを発見!!
これが何と『ホトケドジョウ』でした。・・・・・・・恵梨奈ちゃんにお願いして頂いてきました。
子供達と一緒に色々なポイントを無心にガサガサ探索をしていると、あっと言う間に2〜3時間が経過してしまいました。
楽しい事をしていると本当に時間の経つのが早いものですね!!
とにかくこのフィールドはお魚と水生昆虫の宝庫でした、又何時の日にか恵梨奈ちゃんを隊長としたチビッコガサガサ探検隊と一緒にこの素晴らしい環境下で一緒に遊びたいものです。


カマツカ

ニ ゴ イ

ヒラテテナガエビ

ミナミヌマエビ

次なる第3ポイントは田んぼに寄って思わぬ生き物達と遭遇出来ましたので、最初の計画通りのポイントへ逆戻りです。
移動中は再び雨が降り出しましたが目的のポイントに到着した時にはだいぶ小雨になっていたので早速出動で〜す!!
ここも台風6号の影響が未だ残っており、何時もは水流が無い河原でも増水により川のようになっています。
ポイントの小池に行く為に大き目の石を積み、足場として渡ろうと思ったのですが・・・・・・・・作業中に水の中に落ちてしまい、後は子供と同じになってしまいました。(靴のままジャブジャブ川の中に突撃で〜す!!)
この第3ポイントでは『カマツカ』・『ヒラテテナガエビ』・『ヌマエビ』・『ミナミヌマエビ』等々の観察が出来ました。
ひょっとしてこの台風の影響による増水で『ツチフキ』との出会いもと期待していたのですが、残念ながら今回のガサガサ探検でのご対面は有りませんでした、又次回のガサガサ探検時のターゲットとして残しておきましょう!!

今回の相模川水系でのガサガサ探検も無事に終わり、予期せぬ新たな水生昆虫との出会いもあり楽しい一日を過ごすことが出来ました。
自然環境に感謝、感謝の一言ですね!!
中でも恵梨奈ちゃんを隊長とするチビッコガサガサ部隊と出会えた事もひとつの貴重な財産になったのかの?
地元の子供達もお魚を始めとする水生昆虫の名前が判らないものもあり、そこは先生よろしく色々と一緒にお勉強しました。
この子供達も何時か大人になった時に自然環境の素晴らしさと大切さを感じ取ってくれる時が必ずや来る事と思います。
田んぼの水路は三面護岸されていましたが、周囲の自然環境保護と無農薬耕法等を推進して頂ければまだまだ色々な生き物が生息出来る筈です。
出来るものであれば昔ながらの土の土手と水生植物等で覆われた水路を残して頂ければもっともっと沢山の生き物達が生息出来る筈です。
最後に今回、一緒にガサガサ探検をしてくれた恵梨奈ちゃんの通う湘南小学校の皆さんもTVゲームも良いのですが、自然環境の沢山あるフィールドへ飛び出してお魚君達との出会いをもとに人間と生物の共存出来得る自然環境の素晴らしさを感じて頂ければ幸いです。



≪お魚君の飼育時の注意事項≫
今回のガサガサ探検において採集した『オイカワ』君に水槽飼育時に最も気を付けなければならない寄生虫が付着していましたのでご紹介します。
下記の画像は採集したお魚に付いていた『ウオジラミ(チョウ)』で、この寄生虫は魚等の生物に付着して体内に毒液を流して血液を吸い出してしまいます。
オイカワの鰓後方に赤いキズになっている箇所が血液を吸われて外傷となったものです。
大きさはスケール画像で解かるように約5〜6mm程度ですので、容易に肉眼でも発見出来ますが、透明状の為良く観察してくださいね!!
動きはお魚に付着していてもかなり速いスピードで移動します。
採集して来たお魚を水槽に移す時はこのような寄生虫の付着を良く観察して、付着していたらピンセット等で取り除いてから水槽に移動させてあげましょう!!
外傷箇所にはメチレンブルー等の薄め液を綿棒等に染み込ませて消毒してあげましょうね!!


鰓後方の赤いキズが血液を吸われた外傷&チョウ!!

チョウの全長は約5〜6mm程度です。

オイカワを上方より撮影したもの。

殆ど透明状です。

≪ガサガサ探検後記≫
今回の相模川水系でのガサガサ探検も無事に終わり、予期せぬ新たな水生昆虫との出会いもあり楽しい一日を過ごすことが出来ました。
自然環境に感謝、感謝の一言ですね!!
中でも恵梨奈ちゃんを隊長とするチビッコガサガサ部隊と出会えた事もひとつの貴重な財産になったのかの?
地元の子供達もお魚を始めとする水生昆虫の名前が判らないものもあり、そこは先生よろしく色々と一緒にお勉強しました。
この子供達も何時か大人になった時に自然環境の素晴らしさと大切さを感じ取ってくれる事と思います。
田んぼの水路は三面護岸されていましたが、周囲の自然環境保護と無農薬耕法等を推進して頂ければまだまだ色々な生き物が生息出来る筈です。
出来るものであれば昔ながらの土の土手と水生植物等で覆われた水路を残して頂ければもっともっと沢山の生き物達が生息出来る筈です。
最後に今回、一緒にガサガサ探検をしてくれた恵梨奈ちゃんの通う湘南小学校の皆さんもTVゲームも良いですが、自然環境の沢山あるフィールドへ飛び出してお魚君達との出会いをもとに人間と生物の共存出来得る自然環境の素晴らしさを感じて頂ければ幸いです。



バケツの中は直ぐに一杯で〜す!!

また一緒にガサガサしようね!!勉強しろよ〜!!


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