釣行と採集2004.10-3
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フィールド:多摩川水系のガサ探索!!
釣行日:2004.10.17 時間:15:00〜16:30 天候:はれ 水温:17.5℃

テトラ上にも台風22号の影響がぁ〜!!

水は透明ですが水量はかなり多いです!!

ゴぅーゴぅーと水しぶきをあげて!!

おぉぉぉぉ〜『マシジミ』発見〜!!

先週の東海地方・関東地方を直撃した大型台風22号後の観察をする為に先週の”相模川水系”に続き今週は”多摩川水系”に行ってきました。
水の透明度は既に回復したものの水量は依然と多く、上記画像でお解かりのように水しぶきを上げながら流れています。
このレポートを書いている只今またまた今週も超大型台風23号がまもなく関東地方を直撃する模様です。
現在は風はさほどでもありませんが、断続的に強い雨が降りつけています。
これでまた多摩川水系も濁流と化してしまうのでしょう!!災害等が無い事を祈るばかりです。
テトラ附近では小物釣りをしている方が2〜3人居られましたが流れが強くやはり小魚等はテトラ下に避難しているようで『オイカワ』が釣れていました。
我々淡水魚倶楽部は今回は小物釣りではなくて”タモ網”で台風後の非難していたお魚観察です。

通常であれば陸地に生息していた植物も増水の為に水没しています、濁流から逃げるようにして回避していた水棲生物達は皆、このような少しでも流れが遮れるポイントに集まっています。
本流の中洲の中に出来ていた溜まりにポイントを絞って探索したのですが、今回の台風22号で跡形も無く環境が変化してしまい、殆どこのポイントには溜まりはありませんでした。・・・・・・・恐るべき台風で〜す!!
こんなにも環境を変化させてしまうのかと思うと非常に水の力の凄さを改めて痛感させられました。

。。。。。と言う事で目指すポイントでの環境変化には勝てずに、急遽本流でのガサ探索となりました。
しかし、この本流でのガサ探索では『スゴモロコ』の繁殖がもの凄いのに驚きました。
とにかく透明の水の中に無数に小魚が泳いでいるのが確認出来ます、タモ網でガサると殆どが『スゴモロコ』です。
サイズは40〜60mm程度です。
その他、『オイカワ』・『タモロコ』・『カワムツ』等々、お魚は全部で12種類を観察致しました。

次にタモ網に多く入ってきたのは『スジエビ』です、これがまたビックサイズで殆どが50〜60mm程度あります。
これも台風直後の多摩川水系でなければなかなか観察出来ないのではないかと思います。
小さいサイズは濁流で下流へ流され、大きいサイズのものだけがしっかりと回避出来たのかな?
甲殻類については『ザリガニ』・『ミナミヌマエビ』・『スジエビ』・『モクズガニ』の4種類を観察しました。

オマケにヤゴも何種類か観察出来たのですが今回画像に撮ったのは『コオニヤンマ』のヤゴです、非常に厳つい顔と形体をしています。
ヤゴは成虫のトンボに羽化すると体長こそ異なるものの、体型はどの種類も殆ど同様な”トンボ”って感じですがヤゴ時代には細いもの、丸いもの、でっぷりしたもののと様々な形体をしていることは不思議ですね!!何故だぁ〜〜〜!!

最後にまたまた驚いたのは相模川水系のガサ探索では良く観察出来るのですが、『マシジミ』(10mm)が観察出来たことです。
中流域での観察は初めてでした、多摩川水系の水も益々綺麗になっているのですね!!



オイカワ

スゴモロコ

タモロコ

カワムツ

カマツカ

メ ダ カ

ヨシノボリ

モ ツ ゴ

シマドジョウ

マドジョウ

フ  ナ

ヌマチチブ

ザリガニ

ミナミヌマエビ

スジエビ

モクズガニ

コオニヤンマのヤゴ
***
***

マシジミ


≪ガサ探索後記≫
今回も1時間程度のガサ探索でしたが台風直撃後の多摩川水系も少しずつ元に戻りつつある様子です。
しかし、冒頭にも書いたように現在台風23号がまたまた今週も関東を直撃です、多摩川水系は如何なっているのでしょうか?
お魚君達をはじめとする水棲生物は無事に回避していますでしょうか?チョット心配ですね!!
そうそうお魚君達も心配なのですが、多摩川水系近隣の皆様は大丈夫でしょうか?
災害等の発生しない事を願っています。

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