釣行と採集2005.08-4
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フィールド:多摩川水系の台風一過ガサ探索!!
釣行日:2005.08.27 時間:09:30〜12:00 天候:はれ 水温:22.0℃

野池は白濁満水で〜す!!

うむ〜『エビ』GET〜!!

こちら『カムベビー』GET〜!!

両手にタモ網で『カムママ』探索〜!!

東海・関東一帯を直撃した台風一過の多摩川水系は如何なっているのでしょうか?
『淡水魚倶楽部ガサ探索』初参加のtmakさんと共に多摩川水系に出陣!!
野池は水が白濁しており、粘土でも溶かしたような透明度になっています。
へら釣り師の方も本日は”アタリ”が無いとぼやきながら他のポイントへ引越しする方もちらほら・・・・・・
まだまだ台風一過と言うものの上流よりの水がかなりの勢いで流れ込んできているのか、水温は22℃とこの時期にしては低水温です。
水面には『オイカワ』または『カワムツ』と思われる稚魚が沢山群れをつくり泳いでいます、良く観察すると『メダカ』の稚魚も混ざっているようです。
池と池を繋ぐ流れ込み部のほんの僅かな石から染み出ているようなところを全長16cmのデカイ『ドジョウ』が上流を目指して上ろうとしています。・・・・・・・・手掴みにて画像撮影用にGET〜〜〜!!

この後はウエダーを準備してきたtmakさんの一人舞台となりました。
『カムルチー(140mm)』・『ギンブナ』・『メダカ』・『モツゴ』・『ナマズ』・『ヨシノボリ』等々、次々にタモ網の中へ〜
”ビギナーズラック”と言うか?台風一過の贈り物と言うか?まさに淡水魚観察天国でした。
圧巻は水面を群れで泳ぐオレンジ色の『ヒメダカ』〜と思いきや、ななななななんと『カムルチー』稚魚の大群泳!!
出来れば稚魚の群れを画像で皆様にもお見せしたかったのですが、今回はSAKUがウェダーを着用していなかったので陸地からはチョット離れていて画像撮影出来ませぇ〜んでした。・・・・・・残念!!
ざっと50〜60匹は居たんではないでしょうか?正確には計数出来ませんでしたが、いやいやもっと居たかもです?
とにかく捕食する小魚・水生昆虫類を探し廻り、また独特な呼吸器官で空気呼吸をするのでその為にも稚魚は水面近くの上層部を泳ぎ廻っています。
『カムルチー』は稚魚が大きく成長するまでは親魚が外敵から稚魚を守るので附近には必ず親魚が居るはずです。
tmakさんが果敢にも親魚探索にチャレンジ〜〜〜居ました稚魚の群れの下に60〜70cm程度のドデカイカムがぁ〜
タモ網をそっーとデカカムの前に差し出すと稚魚を守る為に怒ったのかデカカムがタモ網目掛けて突進〜〜〜!!
尽かさずtmakさんがタモ網を水中より上げると。。。。。。。おぉぉぉぉぉデカぁ〜!!
一旦はタモ網の中に御用としたのですが、次の瞬間ジャンプ一番!!タモ網の中から飛び出して稚魚の居る池の中へ脱出〜〜〜一瞬の出来事にSAKUもただ呆然としてこのシャッターチャンスを逃してしまいました。
それにしても”逃がした魚は大きかった”・・・・・・・・・・???
それ以降、稚魚の群れと親魚はうろうろと池の縁辺りを餌を探して徘徊しているのですが、危険であることを学習したのか2度とタモ網の中に突進して入ることはありませんでした。
この稚魚が全て成長したらこの小さな限られたスペースである野池のお魚及び水生生物はあらかた捕食されてしまうのではとチョット心配ですね!!
”デカカム捕り物帳”の巻きでした〜〜〜



カムルチー

ドジョウ

ギンブナ

メ ダ カ

カムルチー(稚魚)

モ ツ ゴ

ナ マ ズ

ヨシノボリ

ミズカマキリ

ミナミヌマエビ

スジエビ

ザリガニ

今回のもう1つの発見は『ミズカマキリ』が野池で観察出来ました。
まぁ〜今回の台風の影響で上流より流れ流されてきた生体とは思いますが???
この『ミズカマキリ』は相模川水系または秋川水系ではかなりの頻度でガサ探索に出掛けるとお目にかかれるのですが、多摩川水系では初めて観察出来ました。
多摩川水系でも秋川水系合流地点辺りだと観察出来るのでしょうが、中流域及び下流域ではなかなか水質の関連で観察出来ませんね!!
偶然でしょうが上流域から中・下流域まで流されてきた『ミズカマキリ』と今回は出会う事ができました。
中・下流域でも常に沢山の水生昆虫類が観察出来るようになることを願う今日この頃です。



『生き物にやさしい川づくり』 Photo By SAKU 2005.08.27 @tamagawa river


上記のアップ Photo By SAKU 2005.08.27 @tamagawa river

≪ガサ探索後記≫
やはり台風一過の多摩川水系は中・下流域においても上流域から水量と流速により流されてきたと思われる色々な生き物と出会う事ができますね!!
但し、このガサ探索で気をつけなくてはいけない事があります、通常は陸地であったポイントが増水の為に水の中に沈み、場所によってはとんでもない深場が出来ることです。
特にウェダーを着用してのガサ探索は深場に嵌った時には危険が伴いますので皆様にはお奨めできません!!
陸地からのガサ探索にとどめておきましょう!!
また本流では台風一過と言えども暫くの間は水量が多く、また流速も速い為、本流には絶対に立ち込まないようにしましょう!!・・・・・1週間程度しないと元の状態には戻りませんので注意が必須です。
陸地でも台風一過の後は非常に滑り易いので特に注意が必要です、今回も淡水魚倶楽部員の○わ○○ちゃんがもう少しで滑って池の中へポッチャンするところでした。・・・・・・・残念ながら画像はありませぇ〜ん!!(o^^o)
今回はSAKUも大失敗。。。。。。。。ガサ探索ポイント移動の際にチャリを止めた時、チャリが倒れてお魚画像撮影用と飼育用に入れてあったお魚BOXの水が全て空に〜〜〜!!
飛び出したお魚達を同行した淡水魚倶楽部員と共に慌てて救助!!水を再度汲み直しました、だいぶお魚君達にはダメージを与えてしまいました。ゴメン!!(→o←)ゞあちゃー
今回初めて淡水魚倶楽部のガサ探索に参加して頂いたtmakさんも色々と観察出来て満足されたようでした。
今後は更に多摩川水系と此処に棲息する生き物達について興味が沸いてくるのでは。。。。。。。。また自宅水槽も増加するのではと思っています。


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