釣行と採集2006.02-4
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BACK TO TOP BACK TO LIST 東航へら鮒研究会 ”千代田湖 千和”

フィールド:多摩川水系&平井川水系の探索!!
釣行日:2006.02.25 時間:13:30〜16:00 天候:晴れ 水温:8.0℃

近くには樹木も多く、山が見えま〜す!!

沈殿した木の葉が凄いですね〜!!ゴミも?

平井川水系、此処も随分変わっていましたぁ〜!!

河原で遭遇したお子チャマ軍団!!

先週は”年間すけじゅーる”である秋川水系を探索しましたが、今週も2週続けての多摩川水系探索になりました。
今回は”多摩川水系上流域”&”平井川水系”の春には未だチョット早い探索に行ってきました。
はじめのフィルードである”多摩川水系上流域”のとあるポイントに到着するとなななんと河川工事をしていて、過去に探索した自然環境抜群の水路は姿がありませぇ〜ん!!
河川工事による水系の変化は生息している淡水魚をはじめとする水生生物にももの凄い悪影響を与えていますね!!
どんどん棲家がこの地球上から消滅していくのは如何かと思います、施工を計画する役人は何を考えているのでしょうか?
ホームポイントである狛江近辺の多摩川水系もコンクリート主体の護岸工事により酷いことになってしまいました。
河川の水流が直接にコンクリート護岸にあたるのではなく、増水等の時にだけ防護壁となる設計が出来ないのでしょうか?もの凄く腹立たしい事象です!!自然環境を保護しつつ近隣の皆様の安全を確保する河川工事設計が如何して出来ないのでしょうか???
このポイントで救われるのは多分一時的に水路が埋め立てられたものとは思いますが、お魚たちにとっては死活問題ですね!!
但し、このポイントで工事をしていたのは”じゃかご”(正式名称かな?最下段画像)と呼ばれる丸太10本を三角錐状に組んで、真中の平坦部に円筒状の金網が何本か設置してあり、その中に石&岩を入れて流されないようにする仕組みだそうです。(住民の方にお聞きしました。)
昔ながらの工法のようです、しかし使用されている材料の金網はSAKU的にはあまり感心しませんね〜!!
やはり全てを木で組む”粗朶沈床”の工法が一番良いと思いますが???
・・・・・ということで、このフィールドで目指したポイントは水路が死んでいました!!・・・当然、お魚は居ませぇ〜ん!!
本流の渕を探索する事に・・・・・・堰堤から1〜2m位前方の水深は1〜2m程度あり水は極めて透明度が高いですね〜
近くを遊泳している小魚がはっきりと観察出来ます、おそらく魚影から『ハヤ系』のお魚と思います。
かなり水深があり底は砂地でしたがチョット川に入るのには深すぎるので、堰堤まじかの水深の浅いポイントで探索です。
山が近くにあり木々が沢山あるせいか落ち葉がかなり沈んでいます、その中を探索すると一発目からタモ網にお魚の姿を観察!!
観察出来たお魚は『タカハヤ』・『ウグイ』・『ジュズカケハゼ』でした、甲殻類ではチョット小型の『ヌマエビ』(大きい固体は居ません!!?)、水生昆虫は沢山生息していますね〜中でも久々に観察した『ヘビトンボ』の幼虫は何回見ても非常にグロテスクですね〜!!チョット触るのには躊躇いがぁ〜!!
そうそうこのポイントは砂地なのですがかなり硬いような気がしました、水草は『アナカリス』が非常に多く繁茂しています。
此処ではこれ以上の観察は不可能と判断して、急遽お隣の”平井川水系”に移動で〜す!!


タカハヤ(多摩川水系)

ウ グ イ

ジュズカケハゼ

ヘビトンボの幼虫

さて”多摩川水系上流域”での探索ポイントは河川工事の為に敢え無く不発に終わってしまった為、急遽お隣の”平井川水系”へ!!
ポイントに到着したのは出発が遅かった為、既にpm03:00を過ぎています、まだまだこの時期はオヤツの時間を過ぎると冷え込んできます。
晴れていてお陽様は顔を出しているものの30〜45分程度で寒さが襲ってくるのでは?ブルブル!!
このポイントは以前探索した時には透明度が高く、水流も十分であったのですが、現在上流側で此処も河川工事をしているらしく、水量は極めて少なくなっています。
底の石は茶苔が一面覆ってしまい死んでいますね!!一度増水しない限り駄目かも?
それでもエビ類はかなり生息していました、またお魚は『オイカワ』・『カワムツ』・『シマドジョウ』・『ギバチ』等が観察出来ましたが今回探索したポイント附近に於いては定番の『オイカワ』は『カワムツ』に比較すると非常に少ないようです。
『カワムツ』はタモ網に一度に3〜4匹が入ることがありましたが、観察範囲では『オイカワ』はたった1匹の観察に終わりました。
『ギバチ』はしっかりと生息していましたね〜この『ギバチ』に会えた事でまぁ〜ひと安心したところです。
そうそうこのポイントでは家庭ゴミの沢山詰まったビニール袋が川に捨てられていました、残念なことですね!!
河川の流れから引き上げて土手までは運びましたが何方か処理してくれたでしょうか?
SAKUの居住する地域でも最近はゴミ処理が有料(処理袋を購入する方式)となりましたが、こういった規制がモラルの欠如した一部の人においては”ゴミ放置”または”川に捨てる”等の行動に繋がってしまうのでしょう!!

帰り際にお母さんと一緒に河原でお魚採集をしているお子チャマ軍団を発見!!
ビニール袋の中には『カワムツ』の幼魚が6〜7匹入っていました、自宅で飼育するのだそうです。
お子様が河原でお魚採集をしている姿を見ると嬉しいですなぁ〜
お母さん曰く・・・・”昆虫用のプラケースで飼育出来ますかね?”・・・・・勿論出来ますよ〜ん!!
※但し、飼育数は極力少なめにした方が良いですね!!”酸素”と”濾過”があれば話は別なのですが?ちょっと心配!!
予想通りにpm04:00近くになってきたら・・・・・・・暗雲立ちこめてブルブル、ここらで撤収〜〜!!夜半には雨?



オイカワ

カワムツ

シマドジョウ

ギ バ チ

下の画像は地元の住人が”じゃかご”と称していた流速低下の為の丸太を組んだ仕掛けです。
このポイントには既に何個かのこの”じゃかご”が河川に設置してありました、効果は如何なもので?


『じゃかご』 2006.02.25 @tamagawa

≪ガサ探索後記≫
此処のところ週末はまぁまぁの天気が続いています、天気が良いとやはり自宅でじっとしていられないとか?
まぁ〜日常はなかなか運動する機会が少ないので探索は丁度良い運動ですね!!
川の中を歩くのはかなりの運動量と思います、ギバチさんは先週のガサ探索後に筋肉痛になったとか?
また今回の探索では河原でお魚捕りのお子様方と出会いまたまた淡水魚好きが増えて、行く末は自然環境にも興味を持って頂けたら幸いですね?
次回の探索は何処へ・・・・・・・・・

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