釣行と採集2007.02-2
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BACK TO TOP BACK TO LIST 東航へら鮒研究会 ”千代田湖 千和”

フィールド:『秋川水系』のプチガサ探索!!
釣行日:2007.02.10 時間:10:00〜13:00 天候:はれ 水温:8.0℃

何か潜んでいそうなガサ地帯?

流石ですね〜お魚の潜んでいるポイントを!!

この様な素晴らしい景観も・・・・・・

チャラ瀬での『カジカ』探索中!!

こちら支流となっている”溜まり”と”細流”

水温は8℃。。。腕が赤くなっている〜!!

≪淡水魚倶楽部すけじゅーる表≫では本日は”酒匂川水系”に探索に行く計画でしたが、2〜3日前からの天気予報では残念ながら雨予報・・・・・・・中止!!?
しかし、天気予報はあくまでも予報であって昨晩の情報では晴れぇ〜〜〜おいおい(o^^o)3連休で〜す!!
急遽、今年初めての”秋川水系探索”に計画を変更してギバチさん&yoshihi君と共にGO GO!!

第@ポイントは”チャラ瀬”、”細流”、”溜まり”、”急流”等の全てが揃っている探索には絶好ポイントで〜す!!
本流の流れの速いポイントではいきなりタモ網の中に『カジカ』が飛び込んできました。
♀らしき固体でお腹がパンパンで抱卵しているようで、どうやら産卵待ちの状態のようです。
関東では通常3月中旬〜6月中旬程度が産卵期と思いますが、今年は温暖化で産卵行動も早まっているのですかね?
本日の水温は8℃でしたが、この時期にしてはかなり高いように思います。
因みに昨年(2006年)の1月末の秋川水系では3℃、2月下旬では7℃でした。
本流でも砂地、小砂利のチョット流れの緩やかなポイントでは『ギバチ』・『カマツカ』、『シマドジョウ』も観察できました。
また”溜まり”&”細流”では定番の『オイカワ』・『タカハヤ』・『ウグイ』・『アブラハヤ』・『カワムツ』等が群れをなして泳いでい
ます。
しかし多摩川水系・相模川水系では定番の『モツゴ』の姿は1匹も観察出来ませんでした???
防寒着を着て望んだのですが、チョット川の中に入りガサ探索をすると汗ばむ程の陽気でかなり暖かでした。
気温も13〜15℃程度に上昇していたようですね!!

本日は野鳥観察も一緒にと思い、一眼デジカメと望遠レンズを準備して行ったのですが、第@ポイントでは『コサギ』・『カルガモ』・『カワウ』・『アオサギ』等を観察出来たものの・・・・・・・多摩川水系の野鳥とはチョット異なりそばに近寄ると直ぐに離れた場所へ飛んでいってしまいます、可愛くねぇ〜〜〜(>_<")(>_<")
このポイントへはあまり人間が入らないのか人間の姿には敏感の様です、結局撮影出来たのは『カワウ』の夫婦のみでした。これは何故か逃げない!!
あとは全て取り(鳥?、撮り?(*^_^*) )逃がしてしまいました、また野鳥撮影はチャレンジしま〜す!!



カ ジ カ

オイカワ(下画像)

カマツカ

シマドジョウ

タカハヤ

ウ グ イ

ギ バ チ

アメザリ

ヌカエビ

第A、第Bポイントへ移動する。
どちらのポイントも水深は約30〜50cm程度なのですが、石の下または岸際の垂れ下がり枯れ草のあるガサ地帯には色々なお魚が潜んでいました。
第Aポイントにはタモ網を持った先客が2〜3名ガサ探索をしていましたが、何が採れたのでしょうか?
とにかく秋川水系では『カワゲラ』等の水生昆虫が非常に多く生息しています、これでお魚のお腹は満たされているのでしょうか?
多摩川水系でもこれくらい沢山の水生昆虫が生息する水質・環境になれば、今以上にまだまだお魚等が繁殖するのでしょうね!!
このポイントでは毎回、ギバチさんが探索する”Myパイプ”があったのですが、今回は大雨で増水した時に下流へ流されてしまったようです。・・・・・・・残念!!
土手には未だ2月中旬だというのに既に3月頃より咲く”春を呼ぶ花”である『オオイヌノフグリ』・『ホトケノザ』も咲いていました、やはり地球温暖化の影響ですかね?



第Aポイントは水深は30〜50cm程度。。。

Myパイプが流されたようで無い〜っす!!(>_<)

第Bポイントは足を掬われる程に急流です。

石の下に『カジカの卵』を発見!!(ё_ё)

この第Bポイントでは本日の観察魚種の約半分である6種を観察!!
此処でも秋川水系では定番である『アブラハヤ』・『ムギツク』・『オヤニラミ』・『カワムツ』・『タモロコ』は今回も顔を見せてくれました。
久々に出会えたのは『アカザ』ですね〜yoshihi君が捕獲、サイズは170mm程度で『アカザ』にしてはかなりのビッグサイズだと思います。
顔のアップを観察するともの凄い形相をしてますね!!
どちらかと言うと『カジカ』とは異なり流れの緩やかな岸際の苔の付着した石の下に潜んでいるようです。
また本日の第@ポイントでは抱卵しているものと思われる『カジカ』の♀を観察しましたが、この第Bポイントでは既に石の下に産み付けられた『カジカ』の卵塊を発見!!
石の下には卵を他の外敵から守っていたと思われる、♂が潜んでいました。
卵塊は思ったより硬くしっかりとしてバラバラにならず石に付着していました。
数は約500〜700粒位はあると思います、サイズは約3mm程度ですが、このポイントに生息する『カジカ』は河川型なのでしょうか?それとも両側回遊型なのでしょうか?
大型卵(河川型・陸封型)のようにも思えるのですが何とも。。。。。。?
卵を少々テイクアウトして観察して見ることにしました、また観察レポートは”飼育と繁殖”『カジカ』のページでアップする予定ですのでご覧下さい。
最下段のアップ画像では既に”眼”が発生しているように観察できます、あと何日程度で孵化するのでしょうか?o(^o^)oウキウキ


アブラハヤ

ムギツク

タモロコ

オヤニラミ

ア カ ザ

カワムツ

オオヤマカワゲラ

オ タ マ

カジカの卵塊(アップ画像:↓)

2007年度の初秋川水系ガサ探索は淡水魚:13種類、甲殻類:2種等々の観察が出来ましたが、この時期にしては上出来では?
全般的に今回のガサ探索で一番多く観察出来た淡水魚は『カジカ』であったように思います。
何匹とはサイト内では記載しないようにしていますが。。。。。。。とにかく凄い繁殖状況では?


石の下に産み付けられていた『カジカ』の卵塊、温暖化の影響ですかね〜未だ2月です。


オオイヌノフグリ

ホトケノザ
土手に咲いていた”春を呼ぶ花”・・・・・・早いっすね〜地上でも温暖化影響!!

≪プチガサ探索後記≫
天気予報が的中せずに急遽計画した秋川水系のガサ探索でしたが、思ったよりも多くの魚種と他の生物を観察出来ました。
また早くも春の息吹を淡水魚の水中活動及び土手の草花から感じとれた穏やかな1日でした。
秋川水系でも多摩川水系に負けず劣らずで河川工事があちらこちらで施行されていますが、水生生物の生息環境が悪化しないような施行方法を考えて実施して欲しいものですね!!
本日は2月の上旬でありながら暖かい1日でした、3時間程度のプチガサ探索でしたが川に入ると非常に疲れますよね〜でも普段運動をあまりしなくなったSAKUにとっては良い運動かもです。
同行したyoshihi君に川に入りチョットタモ網で探索すると良く言われるのですがぁ〜”SAKUさん〜もう疲れたんですかぁ〜!!”・・・・・・この質問には何とも返答しようがありませぇ〜ん!!>^_^<ぎゃははー>^_^
遅かれ早かれあんたもあと何年かすれば同様になる日が来るんだから・・・・・・・(●^o^●)
・・・・・・と言う事で本日もお魚観察を楽しんできました〜皆様も春はもう直ぐそこまで来ていますのでそろそろウォーミングアップを開始しては如何なものですか?(#^.^#)
ご一緒にフィールドに出てみましょう!!

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