カゼトゲタナゴ
Rhodeus sinensis atremius

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PHOTO 2006.02.22  PHOTO 2006.02.22 ♂&♀ PHOTO 2006.02.22 

SAKUのワンポイントアドバイス
自然生息 河川の細龍または用水路等の多少流れのある砂礫と砂泥域に生息する。
特   徴 体型は小型で背鰭前方より暗青色の縦条が入り、背鰭には黒色斑点(幼魚&♀)がある。
飼育ポイント 産卵も考慮して底砂利は細かな大磯砂利等がお奨め、水草も植えてあげると隠れ家になる。
水 質(水 温) 特に水温・水質共にさほど気にしなくてOKです。
水槽レイアウト 淡水魚倶楽部では入れてありませんが、流木等を入れてあげると自然の環境を再現出来ます。
混   泳 他の淡水魚との混生は全く問題ありません、おとなしいタナゴです。
食 性( 餌 ) 自然界では雑食性で『カゲロウ』・『アカムシ』・『イトミミズ』等を捕食している。
病 気( 薬 ) 特に水質&水温の急激な変化およびストレスから発病する”白点病”を予防すればOKです。
その他コメント 産卵期の♂の吻先端部・眼および鰭は赤発色してとても可愛いタナゴです。
※上記のワンポイントアドバイスは『淡水魚倶楽部』での飼育経験によるものです、飼育水槽・設置場所・水槽内レイアウト等々により異なる場合がございますので皆様の飼育の参考にして下さい。

ページの新着情報
2001.02.19 淡水魚倶楽部にカゼトゲタナゴ君登場!!
2001.04.01 カゼトゲタナゴ君の産卵シーン!!
2001.05.05 カゼトゲタナゴの仔魚誕生!!
2003.02.11 水槽掃除中にカゼトゲタナゴの卵発見!!
2006.02.22 早くもカゼトゲタナゴが産卵準備(♀の輸卵管)!!

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飼     育    状    況
【2001.02.19】淡水魚倶楽部にカゼトゲタナゴ君登場!!
淡水魚倶楽部にカゼトゲタナゴ君が登場しました。
まだ背鰭に黒斑があり幼魚ですが、現在は室内の400水槽にカワバタモロコ君と一緒に同居させていますが、かなり縄張りを主張するので体の大きいカワバタモロコもたじたじです。
水温は18℃〜22℃くらいで推移していますが、特に問題は今のところ無い様です。
食事は淡水魚倶楽部の他のタナゴと同様に何でも良く食べていますので、一ヶ月くらいでかなり大きくなると思います。
水温も成長にかなり影響を与えているみたいです。
淡水魚倶楽部で飼育しているタイリクバラタナゴを例にとると、このカゼトゲタナゴの横に置いてある400水槽(水温:18℃〜22℃)とやはり室内ですが寝室に置いてある900水槽(水温:15℃〜17℃)では400水槽の方が成長は1.5倍くらい早いようです。
カゼトゲタナゴは体側中央の暗青色の縦条が長く鮮明に出ていて、又腹面は黒色を帯びて非常に特徴的です。
早く婚姻色の出始める季節になることが待ち遠しいです。・・・・・吻端が赤橙色の口紅を付けるのも楽しいですね!!
婚姻色の出た時に再度、画像を更新する予定です。


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【2001.04.01】カゼトゲタナゴ君の産卵シーン!!
いよいよ4月に入り、桜も満開となり水温も少しづつ上昇しはじめています。
我が淡水魚倶楽部ではここの所、産卵ラッシュとなり少し忙しい時期となりました。
今回はカゼトゲタナゴ君達の産卵シーンをカメラに収めましたので画像を更新いたしました。
カゼトゲ君達の♂も随分婚姻色を出し始めており、♀は輸卵管を出しています。
二枚貝はマツカサガイとイシガイを水槽内にいれてありますが両方に♂が興味をもっていて縄張り争いを盛んにしています。
現在、♂が三匹と♀が四匹同居していますが縄張り争いを演じて負けた♂の2匹いずれも良く婚姻色を出しています。
産卵に入り現在は餌も人口フレークと顆粒状の餌の他に生きアカムシ(上州屋で購入する釣り用のものより小さい)を与えています。
20〜30日位で孵出すると良いのですが?
今から楽しみです。・・・・・タナゴ類の産卵はタイリクバラに続き第二弾で、スイゲンゼニタナゴ・イチモンジタナゴも産卵行動に入っています。後日こちらの方も画像の更新を予定しています。・・・・・乞うご期待あれ!!


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【2001.05.05】カゼトゲタナゴの仔魚誕生!!
スイゲンゼニタナゴ君の仔魚が昨日、浮出してそちらばかりに気を取られていましたが、こちらも4月1日に産卵行動を確認して水槽内のマツカサガイとイシガイを別の水槽に移しておいたので水草の中に一匹ですが仔魚を発見しました。
カゼトゲタナゴの方は大きさからして既に浮出後、一週間位は経過しているものと思われます。
スイゲンは浮出を最後の5匹目で確認しているので、その大きさと比較するとかなり成長しています。(右下の画像で4匹の仔魚の内、一番大きいのがカゼトゲの仔魚、周りに遊泳している小さい方がスイゲンの仔魚)
背鰭の黒斑もはっきりと出ています。
浮出用に用意した二枚貝を入れた水槽にはマツモをかなり入れていたので解からなかったようです。
それにしてもカゼトゲは二枚貝を浮出用水槽に移動後、推測ですが20日前後で浮出したか、産卵がスイゲンより早かったかも知れません。
どちらかと言うとスイゲン(産卵時期:4〜6月)よりカゼトゲ(3〜6月)の方が早く産卵時期を迎えるので、その点からは納得がいくのですが?
それにしてもここ数日で淡水魚倶楽部はベビー誕生でまたまた水槽が欲しくなりました。
今日、スイゲンとカゼトゲのベービーを一緒の水槽に入れましたが、やはりカゼトゲのベービーの方が一回りも二周りも大きく感じます。
ここ一週間ほどはスイゲンと同様に水槽内のミジンコを捕食していたのでしょう!!・・・・・それにしてもお腹もパンパンで今日からはベビーフードを少々あげてみました。
こちらの餌も良く食べているのでとりあえず安心しています。
カゼトゲ君も♀がかなりお腹が大きくなっていますので新しい二枚貝(マツカサガイとイシガイ)を入れたところスイゲン同様に産卵行動をしているので今月の末あたりにまた別の浮出用の水槽に移動する計画をしています。
今回は一匹しか誕生しなかったので第二弾はもう少し多目に浮出してくれることを願っています。
とりあえず産卵行動の画像もアップします。


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【2003.02.11】水槽掃除中にカゼトゲタナゴの卵発見!!
カゼトゲタナゴのページを久々に更新致します、と言うのもこの4連休(2/8〜2/11)を利用して淡水魚倶楽部の水槽を全面的にお掃除を実施すべく計画していたもので、今回のお掃除中にカゼトゲタナゴの卵を偶然にも発見出来ました。
この900水槽は以前にもお掃除中に『アブラハヤ』の稚魚が沢山孵化していた事がある淡水魚倶楽部に於いてはお宝的な縁起の良い水槽です。
アブラハヤ君の稚魚は現在では50〜60mm程度にまですくすくと成長して室外1200水槽で多摩川水系淡水魚と共に生活しています。
カゼトゲタナゴの水槽ですが、現在は室内と言う事もあり水温は17〜19℃程度です、カゼトゲタナゴと一緒にスイゲンとアブラボテが同居していますが、♀のお腹が大きく輸卵管を出しているのはこの『カゼトゲタナゴ』だけですので先ず間違いないと思います。
お掃除中にも淡水魚倶楽部では水槽内の水を1/3〜2/3程度は必ず取って置き、お掃除後に又水槽内へ戻します。
これだと水温及び水質変化による白点病等の発病は殆どありませんね!!
水槽内で生活していたお魚君達は1時的に取り置きの為のバケツの中で掃除完了までは待機させています。
この時に注意しなければいけない事は酸素補給と飛び出し防止の為の蓋ですね、特に淡水魚倶楽部では飛び出し防止用蓋にはガサガサに使用して破損してしまったタモ網(網部)を捨てないで再利用しています、13リットル程度のバケツにはピッタリサイズですので是非お試しあれ!!
淡水魚倶楽部ではこの飛び出しを過去に色々なお魚で経験していますのでお★様にならぬよう必ず実施しましょうね!!
普段は飼育魚を上から見るチャンスはなかなか無い(水槽の設置場所及び照明設備等による)のですが、バケツに1時的に入れた時などは上方から良く観察したら良いと思います、淡水魚倶楽部でもこのチャンスに上から観察をしてみると『カゼトゲ』の♀のお腹は異常にふっくらとしていました。・・・・・・・タナゴ水槽への2枚貝の挿入は4〜5月頃と決めていたのですが急遽、水槽掃除完了後とりあえず二枚貝用室内水槽に入れてあったドブガイとイシガイを900水槽に挿入、二枚貝を入れた途端に水槽内はパニックで〜す!!
『カゼトゲ』&『スイゲン』&『アブラボテ』の♂が二枚貝争奪戦を開始し縄張り争いと相成りました。
明日にでも『ひょうたん池』よりマツカサガイも取り出して入れてあげる予定です。
しかし、この卵は水槽内の砂利等の上で発見したのではなく、上部フィルターの濾過用メッシュ部に引っ掛かっているのを2個発見したものです。・・・・・・1個は掃除中に卵にダメージを与え損傷!!
今回発見した卵は2〜3mmの楕円形で、フィルターへの取り入れ管には給水ストレーナー(隙間約1mm程度)が付いているのでストレーナーからどの様にフィルター部にまで入り込んだのかが如何にも摩訶不思議です?
水槽内に産卵待ちの♀が居ると二枚貝がなくてもこんな事が起きるのですね!!
ひよっとすると水槽内に二枚貝が無い為に給水ストレーナーの隙間にタナゴが自ら産卵した事も考えられますが・・・・・?
通常の二枚貝への産卵は二枚貝の入水管ではなくて出水管の方へ輸卵管を挿入して卵を産み付けるので今回の仮説はまるで逆になり良く理解出来ませんね?
現在は小さいシャーレ状のケースにいれてありますが、前回も水槽内で2枚貝から吐き出された『アブラボテ』の孵化後の仔魚をご紹介致しましたが、敢え無くカビが生えてしまいました。
今回は如何なる事でしょうか?・・・・・・・卵の表面にカビが付かなければ孵化すると思うのですが???

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【2006.02.22】早くもカゼトゲタナゴが産卵準備(♀の輸卵管)!!
三寒四温が続いている2月の今日この頃ですが、淡水魚倶楽部の室内設置水槽である900水槽内で飼育・観察している『カゼトゲタナゴ』をはじめとしてタナゴ類は早くも♀が輸卵管を出して産卵準備完了の様子を呈しています。
現在の室内水槽の水温は毎日若干の変動はしているものの約15〜16℃程度です。
この『カゼトゲタナゴ』は一昨年と昨年の九州遠征時に捕獲した個体群です。
水槽内の底砂利には白系の川砂(インテリア&二枚貝の潜り易さから選定)を挿入してある為、♂固体の婚姻色ははっきりと出ていませんが、それでも♂は綺麗な体色を出しています。
川砂は非常に細かいのでタナゴが産卵し易い様に二枚貝が上手く川砂に潜ってくれます、二枚貝が横になっていたり又は斜めになっていたりするとタナゴは産卵し難いため、産卵確立も低下します。
二枚貝は底砂利表面から入水管部と出水管部が僅かに出る程度が産卵行動にはベストであり、その為には二枚貝が完全に潜れる量(二枚貝の横方向長+α)の底砂利と楽に潜れる細かな底砂利が必須です。
また元気の良い二枚貝は一日中水槽内を徘徊しますので、この時期の水草抜け等は覚悟しましょう!!
逆にあまり水槽内を徘徊しない二枚貝は弱っている可能性も大ですので産卵に使用するのは要注意です。
室外で飼育していたタナゴ産卵用の『マツカサガイ』と『イシガイ』を900水槽内に昨日挿入してあげました。
※二枚貝もお魚と同様に移動時に於ける急激な水温変化は注意しましょう!!
早々に♂が興味を示し、既に水槽内では各♂が二枚貝をめぐる争奪戦を繰り返しています。
水槽内で一番強い♂が婚姻色も一番派手に出しており、2〜3個の二枚貝の周りを徘徊して縄張りを主張しています。
この時期は♂同士の縄張り争いが尽きることなく行われ、かなり疲れるのでは???
弱い♂は二枚貝の確保が出来ずに強い♂の目を盗んで巧みに子孫を残す為の行動をします。
これも自然界では通常行われている強い固体の子孫を残す為の掟なのでしょう!!
右端の画像が♀の画像ですが縮小してある為、輸卵管が醜いですね>>>>>ゴメン!!
輸卵管『ニッポンバラタナゴ』等に比較するとさほど長くなく、10〜15mm程度です。
別館V”タナゴの世界”のページでもご紹介していますように、2週間後にはこの900水槽より二枚貝を取り出して稚魚孵出用水槽に移動する予定です。
上手く二枚貝の中に産卵していてくれると良いのですが???こればかりは二枚貝を開けて見る訳にもいかず神のみ知るところです。・・・・・・乞うご期待あれ〜!!
稚魚が孵出しましたらまたこのページで画像等をアップしたいと思っています。
『タナゴ』飼育をしている皆様もそろそろ産卵の準備をしてあげて下さいね〜

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