2005.05-2
BACK TO TOP BACK TO LIST 東航へら鮒研究会
フィールド:伊豆水系のガサ探索”PartU上流編”!! | ||||||||||||||||
観察日:2005.05.03 | 時間:11:30〜14:30 | 天候:はれ | 水温:15.5℃ | |||||||||||||
”ニジマスの棲むトロ場” |
見事な景観の渓流で〜す!! |
|||||||||||||||
フライ師匠の後姿〜〜〜!! |
おいおい、こちらは”穴釣り”〜!! |
|||||||||||||||
『ウグイ』をGET〜〜〜!! |
水棲生物の探索中〜!! |
|||||||||||||||
”伊豆水系のガサ探索”PartTでは河口付近の下流域での淡水生物観察レポートをアップしましたが、今回のPartUに於いてはチョット上流域へ移動して淡水生物の生息状況レポートをアップします。 昨年の探索ではこのポイントで『オイカワ』・『タカハヤ』・『ヤマトヌマエビ』等の淡水生物と更に上流にあるフッシングセンターより脱走したと思われる『ニジマス』も観察出来ました。 今年も観察出来るのでしょうか? ポイントに到着したのはAM11:30で早朝よりの雲もすっかりとなくなり、探索には絶好の天候となりました。 水温は午後からの気温上昇もあり河口付近の下流域に比較して1℃高い、15.5℃でした。 計画では前日(05/02)に予定していたのですが、生憎と雨予報(当日は朝から晴天でした、天気誤報?)であったため急遽計画変更!!・・・・・・・・結果OK!! 上流域では2箇所のポイントを探索してみました。 第1ポイントは一昨年の探索ルートとは異なり下流域より移動したためどちらかと言うと下流域に近いポイントです。 ポイントに到着するやいなや”フライフィシングの師匠”であるY.Sさんが早々にタックルを準備して釣行開始です。 この師匠の早業には脱帽でした、SAKUは昨年の夏に多摩川水系で『オイカワ』のフライフッシングをやって以来ご無沙汰していたため準備にもの凄く時間が掛かりました。 実釣においても釣行開始から何分も経過しないうちに『オイカワ』をGET〜〜〜!! 他のメンバー達も『ウグイ』・『タカハヤ』をGETしていました。 このポイントでの観察で圧巻であったのは堰から落ちた水深20〜30cm程度の浅瀬での『ウグイ』の産卵行動でした。 正確には計数出来ませんでしたが、撮影した画像に写り込んだ数からも約150〜200匹程度の産卵行動だと思います。 生体は婚姻色を完璧に出していてまるで”オレンジ色”と”黒色”の絵の具で彩色したかのような素晴らしい体色でした。 産卵行動中の成魚を始めて見たのですが、吻から背鰭にかけての追星はもの凄いものがあります。 この産卵行動で産み付けられた卵は何日かで孵化して稚魚がまた来年度の観察時には成魚となり再び姿を見せてくれる事を願いつつこの第1ポイントを後にしました。 いよいよ本日のラストポイントである上流域第2ポイントです。 このポイントは過去2回の探索では『淡水魚倶楽部』のリザーブポイントのような貸切りポイントでしたが、今回は既に家族連れの先客が入釣しておりちょっとアタックし辛いようでした。 本日のこのポイントでの『ニジマス』に命を懸けて(ちょっと大袈裟!!?)タックルも新調して準備万端で望んだいわいわ隊員でしたが敢え無く撃沈!! 先客が居た事もあり再三のアタックも苦戦を強いられお魚君達の歓迎を受けなかったようです。 まぁ〜”柳の下に泥鰌はいない”とも言いますので、来年度の楽しみに残しておきましょう!! その他、このポイントでは『ヤマトヌマエビ』を今年も観察する事が出来ました。 体長は約55mmと淡水魚倶楽部で今までに観察した中では最大級のビッグな『ヤマトヌマエビ』でした。・・・感動!! 下流域で観察した『ミゾレヌマエビ』の生息数と比較すると雲泥の差がありますが、この水系の何処かにもっと沢山の生息ポイントがあることでしょう?
このポイントでも小動物観察が出来ました、現在東京では滅多に観察出来なくなった『蝸牛』です。 崖の上に咲いていた綺麗な花を撮影中にいわいわ隊員が発見〜〜〜貴重な一枚をパチッリ!! そう言われてみると確かに最近『蝸牛』は東京では見掛けませんなぁ〜いったい『蝸牛』は何処へ行ってしまったのでしょうか??? 綺麗な花は何の花なのでしょうか?草花にはまるっきり弱いもので・・・? どなたか学名がお解かりの方はご連絡頂けると幸いで〜す!!
下記の水中画像は前記した浅瀬で産卵する『ウグイ』の群れです。 この画像の左側が下流側になりますが、そちらには画像に写っている数と同様の『ウグイ』が居ました。 とにかくもの凄い数の『ウグイ』の産卵行動を運良く観察出来ました。
≪観察後記≫ 今回で3回目の”伊豆水系のガサ探索”でしたが、漁協の組合長さんをはじめとして流域の皆様の日頃の自然環境保護活動により自然環境は申し分のない状態が維持されていました。 観察した水棲生物もほぼ例年の如く、種類と生息数が観察出来たものと思います。 淡水魚では『ウナギ』、また水棲昆虫類にはあまりお目にかかれなかったのがチョット残念でした。 観察時間との兼ね合いもありもっと色々なポイントに時間を掛けて探索したかったのですが、今回は3ポイントの観察に留まりました、観察したポイント以外にはきっと沢山の水棲生物がまだまだ生息しているものと思います。 最後になりましたが、今回特にお世話になりました漁協の組合長さんには改めて感謝すると共に御礼申し上げます。 また来年度、この水系で水棲生物の観察が出来ることを願って今回の”伊豆水系のガサ探索”レポートは≪完≫です。 ”伊豆水系のガサ探索 PartT” BACK TO PAGE TOP |